バド日本女子代表が新たな黄金期へ、主将の高橋礼「中国のように連覇していければ」
37年ぶりの快挙は、日本最強時代の幕開けとなるか。国別対抗戦で男子がトマス杯準優勝、女子がユーバー杯優勝と輝かしい成績を収めたバドミントン日本代表が28日に帰国し、記者会見を行った。
女子は圧倒的な強さで37年ぶりのユーバー杯制覇
37年ぶりの快挙は、日本最強時代の幕開けとなるか。国別対抗戦で男子がトマス杯準優勝、女子がユーバー杯優勝と輝かしい成績を収めたバドミントン日本代表が28日に帰国し、記者会見を行った。
女子は、第27回ユーバー杯で37年ぶり6度目の優勝を飾った。第1シードで優勝候補に挙げられる中で、安定した強さを発揮。主将を務めた高橋礼華(日本ユニシス)は「すごくプレッシャーを感じていたけど、試合をしてみたらチームワークの良さ、選手層の厚さをあらためて実感した。中国が何連覇もしてきたことを、これから日本もやっていきたいと思った」と世界タイトル常連国への成長を今後の目標に掲げた。
高橋は、2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した松友美佐紀(日本ユニシス)とのペアで第2ダブルスを担った。準決勝の韓国戦では、勝利を確定させる勝利を挙げてチームに貢献するなど力を発揮したが、開催国タイとの決勝戦では、先に第1、2シングルスと第1ダブルスが勝って3-0となったため、出番がなく優勝が決まった。
圧倒的な強さだった。6試合のうち、相手にポイントを奪われたのは2試合だけだった。グループリーグは、オーストラリア、カナダ、インドにいずれも5-0で全勝。準々決勝では台湾と対戦し、第1シングルスの山口茜(再春館製薬所)がタイ・ツーインとの世界ランク2位、1位対決に敗れたが、3-1で勝利した。準決勝では前回の大会で敗れた韓国に3-1で雪辱。山口が第1シングルスを勝った後、第1ダブルスの福島由紀、廣田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)が敗れたが、第2シングルスの奥原希望(日本ユニシス)、第2ダブルスの高橋、松友組が勝った。