不正投球バレて退場 米大学ピッチャーの“犯行の瞬間”を米報道「隠そうともしない」
29日(日本時間30日)に行われた米大学野球の試合で、違反物質を使用した投手が退場処分となった。米メディアも続々と報じたほか、“犯行の瞬間”を見た米ファンからは「教科書のようなズル」「チートはやめろ」などと反響が寄せられている。
ミシガン大投手が違反物質を使用
29日(日本時間30日)に行われた米大学野球の試合で、違反物質を使用した投手が退場処分となった。米メディアも続々と報じたほか、“犯行の瞬間”を見た米ファンからは「教科書のようなズル」「チートはやめろ」などと反響が寄せられている。
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ミシガン大の投手の不正投球が注目を集めている。ビック10トーナメントのアイオワ大戦、5回にマウンドに上がったウィリー・ワイスが変化球でストライクを取った直後だ。アイオワ大のリック・ヘラー監督が球審に抗議。ワイスのグラブを確認するよう訴えた。審判団4人が集まって協議し、その後ワイスのグラブを確認。内側に何かが付着しているとして、退場が宣告された。
大学生が行った不正投球を、現地メディアも続々と報じている。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「ミシガン大の投手が登板中に違反物質により退場させられる」との見出しで記事を掲載。「ほんの数秒の確認の後、ワイスは退場を宣告された」「ヘラー監督は『彼は隠そうともしなかった。明らかだった』と事情を説明した」などと記した一方で、ミシガン大の首脳陣が「わざとではない。指導する」とアイオワ大側に謝罪したことも伝えている。
またミシガン州地元メディア「MLive」は、ミシガン大のヘッドコーチ、エリック・バキチ氏のコメントを記事で紹介。「私たちはミスを犯した。彼(ワイス)はグラブに松ヤニを塗っていた。許されないことだ」と、グラブの内側に松ヤニが塗られていたことを明かしている。「野球界では認められているところもあるかもしれないが、この大会では起きてはいけないこと。彼は4試合の出場停止が課されることになるだろう」とも語っている。
ツイッター上で公開された映像では、ボールを受けた後に不自然にマウンドを移動し、ボールをこねくり回すような仕草も見受けられた。米大リーグ(MLB)でも昨年から試合中の粘着物質チェックが行われるなど取り締まりが強化されているが、動画を見た米ファンからは「チートはやめろ」「アストロズのドラフト1位」「教科書のようなズル」「大学野球でチートなんて」「3人の審判から退場を言われるシーン面白い」などとコメントが集まっている。
(THE ANSWER編集部)