米国で誕生した隠し球の新スタイルに賛否 頭脳的ミット活用に「自分ならブチギレる」
米国で新スタイルの隠し球が誕生し、話題となっている。大リーグのマイナーリーグ2Aの試合で生まれた珍場面。米ファンからは「隠し球進化中」「嫌らしいけど好きだな」「自分ならブチギレるな、ハハハ」と賛否が寄せられている。
マイナーリーグ2Aの試合で「隠し球進化中」
米国で新スタイルの隠し球が誕生し、話題となっている。大リーグのマイナーリーグ2Aの試合で生まれた珍場面。米ファンからは「隠し球進化中」「嫌らしいけど好きだな」「自分ならブチギレるな、ハハハ」と賛否が寄せられている。
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頭を使う隠し球に、さらに工夫を凝らした。18日(日本時間19日)のマイナーリーグ2A、レンジャーズ傘下ラフライダーズ―アストロズ傘下フックスの試合。ラフライターズは3回1死二塁の守備でライトにヒットを打たれた。ここで、ホームへの送球を一塁手トレイ・ヘアーがカット。二塁走者は三塁でストップしており、一、三塁に……と思われた。しかし、一塁手ヘアーが突然、塁上で塁審にアピールし、アウトが宣告された。
いったい、どういうことか。その全容はラフライダーズ公式ツイッターが投稿した動画にはっきりと映っていた。三塁側からの固定カメラで撮影された映像。送球をカットしたヘアーは左手のミットの甲にある穴部分にボールをはめた様子。ミットの内側には何もなく、正面からミットは空に見える形に。そのまま一塁へ戻り、打者走者の足が離れたタイミングでタッチ。アウトにしたのだ。
隠し球といえばミットの内側に隠し、投手に返したフリをすることが多い。グラブの内側を空けた状態で行うのは新たな“発明”かもしれない。投稿には「隠し球進化中」「嫌らしいけど好きだな」「自分ならブチギレるな、ハハハ」「こういうの本当に大好き」「きたねー」「一塁コーチャーが酷すぎる」「野球選手にとって最も恥ずかしいアウトの一つが隠し球」などの反応が寄せられた。
また、米ニューヨーク州地元紙「ニューヨーク・ポスト」も「フリスコ・ラフライダーズが完璧な隠し球」と特集。「将来を嘱望されている27歳のヘアーは頭脳プレーを見せ、ラフライダーズはナイスジョブを記録した」と好意的に伝えた。
(THE ANSWER編集部)