マイケル・キングに地元メディアも注目

　米大リーグ・ヤンキースのマイケル・キングの鋭い変化球が話題だ。17日（日本時間18日）のオリオールズ戦で投じた一球に、米投球分析家が注目。地元メディアも「ビデオゲームのような球がある」と同僚が語った言葉を伝えている。

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　防御率1.40とリリーフ陣を支えるキング。この日のオリオールズ戦は2番手で3回を投げ、打者9人をパーフェクトに封じた。しかも6奪三振。今季25回2/3を投げて、奪三振率12.97と快投を続けている。

　この日、右打者トレイ・マンシーニに対して投げたスライダーに「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏が注目した。ツイッターに動画を投稿。83マイル（約133.5キロ）のボールは、外角へ鋭く変化。バットから逃げるようにして大きな弧を描き、空振りを奪った。

　米ファンからも「彼は魔法使いだ」「誰に打てって言うんだ？」「マジかよ」「これは美しい」「なんだこれ？」「これはエグいな」と驚きの声が続々と集まったが、米ニュージャージー州地元メディア「ノース・ジャージー.com」は「珍しいリリーフの役割で、マイケル・キングの支配力がヤンキースのMLB最高勝率を手助けしている」との見出しで、キングについて伝えている。

　記事では同僚投手のジェイムソン・タイヨンが「ビデオゲームのような球がある」とキングの変化球を驚きを持って表現したことを紹介。同メディアも「スライダーとカーブのハイブリット球」としつつ、「元同僚のコーリー・クルーバーの手助けがあり習得したその球は、フォーシームをより刺激的にし、シンカーとチェンジアップをより効果的にしたと言う」と効果も伝えている。