MLBのノーヒッター試合中に発生した珍場面 米記者驚き「今まで見たことがない!」
米大リーグでエンゼルスのリード・デトマーズ投手が10日(日本時間11日)の本拠地レイズ戦で自身初のノーヒットノーランを達成した。許した走者は四球と味方のエラーのみだったが、7回の失策判定を巡って本拠地は大歓声が発生。米記者も「今まで見たことがない!」と驚いている。
エンゼルス左腕デトマーズがノーヒッター、7回の判定で本拠地が大盛り上がり
米大リーグでエンゼルスのリード・デトマーズ投手が10日(日本時間11日)の本拠地レイズ戦で自身初のノーヒットノーランを達成した。許した走者は四球と味方のエラーのみだったが、7回の失策判定を巡って本拠地は大歓声が発生。米記者も「今まで見たことがない!」と驚いている。
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この日、最もヒヤリとしたシーンだった。7回先頭、デトマーズが投じたフルカウントからの6球目、2番フィリップスが一二塁間に放った痛烈な打球に一塁手のウォルシュが追いついた。しかし、グラブを弾き、拾い直すも打者走者の足が速く、一塁をカバーしたデトマーズに投げられず。強襲ヒットでもおかしくない打球。ノーヒット継続を信じる本拠地ファンは固唾を呑んで電光表示を待った。
そして、表示されたのは「E」の文字。エラーの判定だった。これにはファンから割れんばかりの大歓声。味方のエラーに本拠地から喝采が上がる珍しいシーンとなった。この場面は米国でも話題を呼び、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「ウォルシュのエラー判定に歓声が爆発」とツイートした。
さらに、米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」のレポーター、エリカ・ウェストン氏は「エラーに歓声を送る観衆なんて今まで見たことがない!」、MLB公式サイトのエンゼルス番レット・ボリンジャー記者も「ジャレッド・ウォルシュのプレーがエラーに。エンゼルスタジアムの観客が判定に歓声を上げた」と驚きとともにつぶやいた。
この回の後続を断ち、9回まで投げ切ってノーヒットノーランを達成したデトマーズ。大量リードの8回には相手野手が登板し、右打ちのレンドンが左打席で本塁打を放つなど、大盛り上がりの一日に。目撃したファンにとっては忘れられない試合になったことだろう。
(THE ANSWER編集部)