大谷翔平にやられた敵地放送局、サヨナラ負けに15秒近く無言「彼ほど速く走れる男は…」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地ナショナルズ戦に「3番・DH」で先発出場。2点ビハインドの9回2死から同点の2点二塁打を放つと、続くアンソニー・レンドン内野手の中前打で快足を飛ばし、サヨナラのホームを踏む活躍を見せた。敵地の放送局では大谷の生還シーンについて「オオタニのように走る人間はそういない」とスピードに脱帽。落胆気味に伝えていた。
ナショナルズ戦9回に同点打&サヨナラ激走
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地ナショナルズ戦に「3番・DH」で先発出場。2点ビハインドの9回2死から同点の2点二塁打を放つと、続くアンソニー・レンドン内野手の中前打で快足を飛ばし、サヨナラのホームを踏む活躍を見せた。敵地の放送局では大谷の生還シーンについて「オオタニのように走る人間はそういない」とスピードに脱帽。落胆気味に伝えていた。
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圧巻の加速だった。あと1死で敗北の局面から、もう少しで本塁打というフェンス直撃の2点二塁打で振り出しに戻した大谷。続くレンドンの放った中前打で、迷うことなく本塁へ突入した。素早い動きで捕球した中堅手・ロブレスは、サヨナラ阻止のため懸命のバックホームだ。
「ロブレスからの送球がやってくる。オオタニもやってきた。セーフです」
ナショナルズの地元放送局「MASN」の実況席は、大谷が快足を飛ばして華麗なスライディングで決勝のホームを踏んだ瞬間をこう表現。緊迫の場面に興奮状態だったが、ショッキングな敗北に沈黙となった。
中継画面がフィールド上に雪崩れ込んだエンゼルスの歓喜のシーンを映し出す。15秒近く無言状態が続いた敵地放送ブースで、ナショナルズ元内野手で解説のケビン・フランドセン氏は「ワオ……これは痛恨です」と劇的な幕切れに言葉を絞り出した。
大谷の激走シーンをリプレーで振り返ると、フランドセン氏は「ショウヘイ・オオタニのように走れる選手はそう多くありません」と韋駄天ぶりに脱帽。そして、「ビクター・ロブレスは最高の送球でした」と語り、ナショナルズ中堅手のホーム上への返球を称えた。「ドンピシャでしたね」と実況が評価すると、「ドンピシャです」とフランドセン氏も続いた。
「(捕手の)アダムスにはアウトにできるチャンスを与えましたが、オオタニが送球よりも半歩速かった」と分析した実況は「オオタニとレンドンがこの劇的な勝利を牽引しました」と称賛していた。
(THE ANSWER編集部)