宮里藍、目標だった45歳不動裕理のプレー姿に感銘「今の若い世代に何か感じてほしい」
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第3日が7日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われた。予選を通過した67人がラウンドする中、大会を特別協賛する久光製薬とスポンサー契約を結んでいる宮里藍が、同大会では3年ぶりとなるファンとの記念撮影、地元ジュニアゴルファーとの交流イベントを行った。
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第3日が7日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われた。予選を通過した67人がラウンドする中、大会を特別協賛する久光製薬とスポンサー契約を結んでいる宮里藍が、同大会では3年ぶりとなるファンとの記念撮影、地元ジュニアゴルファーとの交流イベントを行った。
2017年限りでツアーを引退している宮里は、感慨深げだった。
「引退して5年目ですけど、まだ写真撮影の抽選に来てくださってありがたいと思いますし、この大会の有観客開催が3年ぶりですので、すごくうれしかったですね。選手にとってもすごく良いことですし、メジャー大会の雰囲気、 重みもグッと出るので、とにかくうれしい気持ちでいっぱいです」
昨年12月に第1子の長女を出産後、初めてトーナメント会場に入り、ツアーのレベルが高くなったことも実感。特に20代選手の層が厚くなったことについては、「すごく魅力的ですし、入れ替えが激しいところでファンの人も魅了される部分があるんじゃないかと思うので、ツアーとしては、すごく良い状態にあると個人的には思っています」と評価した。その上で「若くして駆け足で成功すると、これから先どういう選手になってくるかとビジョンも必要になってくると思うので、その辺はそれぞれの選手がどういう風にこれから自分を高めていくのかというのは、個人的にはそこにも興味があります」と語った。
会場では、同期でライバルだった横峯さくら、宮里や先輩の不動裕理とも対面し、「私が先に引退して、2人がまだ今プレーしているというのは想像もできなかったですし、特にさくらに関しては一番最初に辞めると思っていたので(笑)」。そして、自身や横峯らの目標となっていた不動については、感謝を込めて言った。
「やっぱり、私たちは不動さんという存在がいたおかげで、すごく練習して、成績を残せて、今につながっているので、私たちがというより、不動さんという強いシンボルがあったからこそ、今のツアーだと思います。先ほど、9番ホールで不動さんがプレーしているのを見て、感慨深かったですし、『カッコいいな』と思いました。今の若い世代はそのすごさを直接は分からないかもしれないけど、何かを感じてほしいなと思います」
45歳の不動は2000年から05年にかけて6年連続賞金女王に輝き、高3の03年秋にプロデビューした宮里の目標になり続けた。04年には史上最年少で永久シード権(ツアー30勝)を獲得し、通算50勝。今季出場3試合目の今大会は、通算9オーバーの56位で最終日を迎える。
(THE ANSWER編集部)