大谷翔平を打席で笑わせた伝説のヤンキース左腕が対戦回顧「彼が受け入れてくれて敬意」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手を打席で笑わせた投手が当時を振り返った。ヤンキースの左腕ネストル・コルテスは昨年6月29日(日本時間30日)、この試合で2打席連続弾を放っていた大谷と対峙。変則的なフォームで何とかアウトを取ろうとする姿が話題となっていた。当時について、米メディアに対し「投手としてできることは何でもやる」と語った。
昨年6月の試合で話題になったヤンキース左腕コルテス
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手を打席で笑わせた投手が当時を振り返った。ヤンキースの左腕ネストル・コルテスは昨年6月29日(日本時間30日)、この試合で2打席連続弾を放っていた大谷と対峙。変則的なフォームで何とかアウトを取ろうとする姿が話題となっていた。当時について、米メディアに対し「投手としてできることは何でもやる」と語った。
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ファンの語り草となった出来事は、昨年6月29日のエンゼルス―ヤンキース戦で起きた。7回1死走者なしの第4打席。コルテスは、左足でステップを踏むように構えるもしばらく動かない。ようやく右足を上げたが、超スローテンポでなかなか投げない。直前に2打席連続で本塁打を放っていた大谷を焦らす作戦だったようだが、球審がタイムをかけて投球まで行きつかず。大谷も白い歯を見せた。
実際の映像がSNSで公開されると拡散され、コルテスはネット上で“伝説”に。米スポーツ専門局「バリースポーツ」は4日、コルテスに37の質問をぶつけた記事を掲載。その中で「ショウヘイ・オオタニからアウトを奪うのは投手の最も重要な仕事のひとつ。でも君は笑わせもした。彼を笑わせたことについて何かあった?」と質問すると、コルテスはこのように答えたという。
「特にはなかった。でも、彼が受け入れてくれたことには敬意を示すよ。投手としては、できることは何でもやらなきゃいけない。彼もそれは分かっている。投手だからね。彼が理解していると感じるんだ。笑わせられたことは嬉しいね。それにアウトにもできた」
27歳のコルテスは2013年ドラフト36巡目でヤンキース入り。18年に移籍したオリオールズでメジャーデビューを果たすと、マリナーズを経て昨年ヤンキースに復帰。昨季はキャリア最多の14先発を含む22試合に登板し、2勝3敗、防御率2.90。今季も5試合に先発し、1勝1敗でローテーションの一角を担っている。
(THE ANSWER編集部)