首位発進の申ジエ、3月に両肘手術を受けたと告白 フルスイングは「2週間前」から
国内女子ゴルフツアーのパナソニックオープンレディース第1日が29日、千葉・浜野GC(6660ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算26勝の申ジエ(スリーボンド)が、8バーディー、1ダブルボギーの66で6アンダー。2位に1打差の単独首位に立った。開幕戦のダイキンオーキッドレディス以来の出場で、ラウンド後には両肘の手術を受けて療養とリハビリを続けていたことを明かした。2位は67の5アンダーで回った高橋彩華(東芝)。前週のフジサンケイレディスクラシックでツアー初優勝を飾っており、史上3人目の初優勝からの2試合連続優勝を狙う。
国内女子ゴルフ・パナソニックオープンレディース第1日
国内女子ゴルフツアーのパナソニックオープンレディース第1日が29日、千葉・浜野GC(6660ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算26勝の申ジエ(スリーボンド)が、8バーディー、1ダブルボギーの66で6アンダー。2位に1打差の単独首位に立った。開幕戦のダイキンオーキッドレディス以来の出場で、ラウンド後には両肘の手術を受けて療養とリハビリを続けていたことを明かした。2位は67の5アンダーで回った高橋彩華(東芝)。前週のフジサンケイレディスクラシックでツアー初優勝を飾っており、史上3人目の初優勝からの2試合連続優勝を狙う。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
3連続バーディーでフィニッシュした申は、取材陣に囲まれると「私ほど、この試合を楽しみにしていた選手はいないはずです」と言った。約2か月間、試合を離れていたからだ。その理由は「両肘手術」だった。
「ずっと痛みを我慢していました。今年もそのつもりでいましたが、ダイキンオーキッドで沖縄の(強い)風の中でプレーをして、我慢できなくなりました。最終日に棄権したかったけど、アマチュア選手2人と同じ組だったので最後までプレーしました。これから未来のある選手の前だから、止めてはいけないと思いました」
翌週には都内の病院で「関節と腱」の炎症が起きている部分の手術を受けたという。
「右肘だけのつもりでしたが、左肘も痛みがあったので受けました。両腕なので、最初の1週間は食事を取る時もサポートを受けました」
その後は、リハビリの日々。フルスイングができるようになったのは「2週間前」だったというが、国内女子ツアーの状況は細かくチェックしていたという。
「いい勝負も、上手なショットも見ていました。そして、早く治して、あそこに戻るんだという気持ちで、リハビリとトレーニングを頑張りました」
韓国出身の申は、全英女子オープンを2度制し、2010年には世界ランク1位にもなった。本人いわく、「20代の頃は30歳を過ぎてプレーしていると思っていませんでした」と話すが、前日28日に34歳の誕生日を迎えた現在も、高いモチベーションを維持している。
当面の目標は永久シード獲得の30勝。若手が席けんするツアーで今季も存在感を示していきそうだ。
(THE ANSWER編集部)