マリナーズ有望株に続く微妙判定、今度は1打席に2度も… 監督抗議「これは間違ってる」
米大リーグ・マリナーズは28日(日本時間29日)、敵地レイズ戦の6回にフリオ・ロドリゲスへのストライク判定を巡り、抗議したスコット・サービス監督が退場処分に。ロドリゲスには開幕から厳しい判定が続き、数日前にマリナーズはMLBに意見書を提出しており、サービス監督は試合後「野球をやらせてあげてくれ」などとコメントを残している。
フリオ・ロドリゲスの1打席で2度発生、抗議したサービス監督は退場処分に
米大リーグ・マリナーズは28日(日本時間29日)、敵地レイズ戦の6回にフリオ・ロドリゲスへのストライク判定を巡り、抗議したスコット・サービス監督が退場処分に。ロドリゲスには開幕から厳しい判定が続き、数日前にマリナーズはMLBに意見書を提出しており、サービス監督は試合後「野球をやらせてあげてくれ」などとコメントを残している。
6回2死走者なしで打席に立ったロドリゲス。カウント2-1からの4球目、高め直球を見逃した。中継画面のゾーン表示では外れていたが、シェーン・リベンスパーガー球審はストライクの判定。さらに、3-2からの6球目は同じような高さに来た変化球。ロドリゲスは同様に見逃したが、またもストライク判定で見逃し三振となった。
マリナーズのサービス監督はリベンスパーガー球審に詰め寄って抗議したが、退場処分に。米地元紙「シアトルタイムズ」は試合後の指揮官のコメントをこう紹介している。
「フリオ・ロドリゲスに起きていることは正しいことではない」
「フラストレーションが溜まる。あそこまで上手く対処する選手はいない。彼は言い返したり、取り組み方を変えたりしない。彼はボール球を追いかけない。でもこれは間違っている。21歳なんだ。野球をやらせてあげてくれ」
こう語った背景には、ロドリゲスが開幕から厳しい判定が続いていることにある。
同紙によると、ゾーン外の球をサードストライク(見逃し三振)として取られた今季これまで10度あったという。また「数日前、マリナーズはMLBに意見書を提出していた。ロドリゲスに対する、特にサードストライクに関する不公平な判定について抗議していた。マリナーズは多くのスタットキャストのデータや映像を意見書に添付したとされる」と試合前時点でのチームの対応を紹介している。
ロドリゲスはドミニカ共和国出身の21歳。昨季は東京五輪に出場し、同国の銅メダル獲得に貢献した。イチロー氏の“愛弟子”と知られ、MLB公式サイトの有望株ランキングで全体3位。今季メジャーデビューを果たした。
(THE ANSWER編集部)