ソツコワ、来季は「挑戦」のラテン選曲「音楽が私を前に押し進めてくれる」
「挑戦」の新プログラム「音楽が私を前に押し進めてくれる」
平昌五輪を目指したシーズン、見えない疲れも大きかったのだろう。ただし、まだ学生にあたる18歳。体調不良を押し、ポケットに錠剤、のど用スプレー、ハンカチを詰め込んで試験に臨んだエピソードも伝えられている。その後、来季のプログラムの構成に取り組み、ラテン調のプログラムに挑戦を決断したという。
昨季は五輪シーズンだったため滑り慣れたものにする決断に至ったというが、今回は「とにもかくにもラテン系のものに強く憧れているの」とコーチに訴え、認められたという。ただ、実際に挑戦すると「とてもテンポが速くて難しい。たくさん練習しないといけない。もう難しさを感じている。フィジカル面での大きな準備が必要です」と課題を感じたことを明かしている。
新プログラムについて「自分自身への挑戦とも言えるか?」と問われると「はい、まさにそうです」と断言したソツコワ。過去にカルロス・サンタナの「Black Magic Woman」しかラテン調のは経験がなかったが、当時のプログラムが好きだったため、再び挑戦したかったという。
「新しいプログラムは人の心を燃え立たすようなものです。音楽がいい。どんなに難しくて速いテンポでも、音楽が私を前に押し進めてくれる」
こう語ったという18歳。「それはフリープログラム?」と問われ、ラテンナンバー「Summertime」を選曲したことを明かした。長身173センチを誇り、6月に見込まれる採点方法のルール改正で表現力重視の流れとなれば、さらなる躍進を目指せるだろう。ラテンに身を任せ、リンクで情熱的に舞う姿が楽しみだ。
(THE ANSWER編集部)