鈴木誠也の目を引くスタッツ“3発&2振” カブス地元記者「衝撃的」「クレイジーだ」
米大リーグ・カブスの鈴木誠也外野手は13日(日本時間14日)、敵地パイレーツ戦に「5番・右翼」で先発し、開幕から5試合連続安打を放つなど3打数1安打1打点1四球を記録した。ここまで3本塁打9打点、打率.400と活躍中の鈴木だが、地元記者はあるスタッツに注目して称賛を送っていた。
開幕5試合で3本塁打の鈴木誠也を番記者が賞賛
米大リーグ・カブスの鈴木誠也外野手は13日(日本時間14日)、敵地パイレーツ戦に「5番・右翼」で先発し、開幕から5試合連続安打を放つなど3打数1安打1打点1四球を記録した。ここまで3本塁打9打点、打率.400と活躍中の鈴木だが、地元記者はあるスタッツに注目して称賛を送っていた。
米イリノイ州シカゴ市地元放送局「NBCスポーツ・シカゴ」のポッドキャスト番組「カブス・トーク」に出演したのは、同局のゴードン・ウィッテンマイアー記者だった。好調の鈴木について、「4試合目の最終投球まで3本塁打、2空振りだった」とスタッツを持ち出して説明。「これはクレイジーだよ」と驚いていた。
そのうえで「マイナス点もある」と見逃し三振が4つあることを指摘。「これらが物語っているのは、彼がまだ満足するには至っていない、適応の一部なんだということだ」と持論を展開した。尻上がりに調子を上げた春季キャンプについて「米国と日本の投球の一般的な違いを感じようとした。彼はすべての球に対して振っていた。たくさん空振りしていたからね」と言及し、このように続けた。
「開幕戦でサイ・ヤング賞投手と対戦することは知っていた。加えて素晴らしい2投手。同地区最高の投手3人と言っても過言ではない。そこで彼は我慢を続けた。計画だったわけだ。火曜日に彼は少し積極的になった。特に1本目の本塁打後にね。今のところ驚くべき早さの成長曲線を描いている。衝撃的だし、見ていて楽しいよ」
ロックアウトで移籍交渉がストップし、カブスと契約に至ったのは先月18日(同19日)だった鈴木。渡米後まもなく春季キャンプ入りしたが、ウィッテンマイアー記者は開幕シリーズで昨季のサイ・ヤング賞受賞投手コービン・バーンズ、球宴に選出されたブランドン・ウッドラフとフレディ・ペラルタら強力投手軍を擁するブルワーズと対戦することを見越して計画的に準備していたと称賛した。
鈴木は12日(同13日)のパイレーツ戦で2打席連続アーチを放つなど早くも打撃力を発揮。さらに同僚左腕スティーブン・ブロールトが「彼は英語を話すことができないけど、すごく面白いんだ」「とにかくゲラゲラ笑ってしまう」と話すなどコミュニケーションもうまくいっている様子。打席以外でも適応力の高さを見せている。
(THE ANSWER編集部)