前代未聞の退場劇 乱入女性がコートに接着剤、米注目「スポーツ界屈指のユニークさ」
米プロバスケットボール(NBA)で前代未聞の退場劇が起きた。12日(日本時間13日)のティンバーウルブズ―クリッパーズのプレーイン・トーナメント。試合中に女性ファンがコートに接着剤を塗りつけ、スタッフに連行された。米メディアは動画や画像付きで報道。「動物愛護主義者のもよう」と伝えた。
NBAでまさかの退場劇、乱入した女性ファンが取った行動とは
米プロバスケットボール(NBA)で前代未聞の退場劇が起きた。12日(日本時間13日)のティンバーウルブズ―クリッパーズのプレーイン・トーナメント。試合中に女性ファンがコートに接着剤を塗りつけ、スタッフに連行された。米メディアは動画や画像付きで報道。「動物愛護主義者のもよう」と伝えた。
まさかの珍事が起きた。本拠地ティンバーウルブズが38-45で追う第2クオーター残り3分34秒。会場の視線はリング下に集まった。一人の女性がコートに這いつくばっている。なんと接着剤を塗っていたのだ。会場は騒然とした様子。女性は連行されたものの、跡が残っており、選手も怪訝な顔で覗き込んでいた。
一連の様子が米メディアによって公開された。米ヤフースポーツのライアン・ヤング記者は「ティンバーウルブズとクリッパーズの試合中、乱入者がコートに接着剤をつけようとして試合が中断」と記事を掲載。「フリースローが行われるコートの反対側で、乱入者が床に接着剤をつけようとしたので試合が中断した」と説明し、こう続けた。
「警備員たちは即座に女性を確保。コートの外に連れ出し、清掃が始められた。清掃が終わり、試合はすぐに再開した。女性は動物愛護主義者のもよう。ティンバーウルブズの共同オーナーの一人、グレン・テイラーに対してメッセージを送ろうとしていたようだ。テイラーが所有する養鶏場では鳥インフルエンザが発生し、大量の鶏が殺処分されていた」
記事によると、彼女の着ていたシャツには「グレン・テイラーは動物の命を焼いた」と記されていたという。「彼女の抗議は接着剤の強さが十分でないこともあり、上手くはいかなかった。それでも、彼女の抗議はスポーツのこれまでの出来事の中でも屈指のユニークさを誇っていた」と伝えた。試合はティンバーウルブズが109-104で勝利した。
(THE ANSWER編集部)