賞金女王・稲見萌寧、新トレーナーと契約解除 今季V争いなし「色んな意味で悩んでる」
国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(埼玉・石坂GC)が8日、開幕する。前日の7日は、昨季賞金女王で前回大会優勝者の稲見萌寧(Rakuten)が会見。トレーニング方法に悩み、オフに契約した新トレーナーとの契約をすでに解除したことを明かした。全米女子オープン(6月2~5日)出場についても、ゴルフの状態が上がらない現状を踏まえ、「まだ決めていない」とした。
8日から富士フイルム・スタジオアリス女子オープン
国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(埼玉・石坂GC)が8日、開幕する。前日の7日は、昨季賞金女王で前回大会優勝者の稲見萌寧(Rakuten)が会見。トレーニング方法に悩み、オフに契約した新トレーナーとの契約をすでに解除したことを明かした。全米女子オープン(6月2~5日)出場についても、ゴルフの状態が上がらない現状を踏まえ、「まだ決めていない」とした。
稲見は悩んでいた。会見の序盤から「体のこと、トレーナーのことで悩んでいます」と言った。
「どこが痛いというのはないのですが、スイングとか細かい感覚のところがかみ合いません。自分にしか分からない部分なのですが、ウォーミングアップとかをやる中で重心の位置が変わってしまい、(スイングで)力を入れる部分が変わってしまった感じがします。一番影響が出ているのがパターで、構えた時の体幹がずれたりしています。ただ、そうした体の部分なのか、自分のゴルフの部分なのか分からない状態になっています。いろんな意味で悩みながらやっています」
そして、オフの間に契約した新トレーナーとの契約を2週間前に解消したことを明言。その上で新しいトレーナーを探し中で、先週、今週と試していることも明かした。
「いろんな方に見てもらっています。今週も新しい人ですが、やっぱり、『初めまして』という状態なので、いきなりパッと合う人はなかなか見つからないと思います。まあ、(昨季までは)デビューから3年間、ずっと見てもらっていた方だったので、それだけ体は繊細なのかと思います」
言葉通り、今季は5戦を終えて優勝争いに1度も絡めていない。世界ランキング75位以内で出場権を獲得した全米女子オープンの出場についても、「あの~、家族でその話に全くなっていません。ちょっと、トレーナーさんもそうですし、ゴルフの状態のこともありますし、考えちゃいますね」と言葉を濁した。
もっとも、開催コースは違うとはいえ前回大会優勝者であり、同コースで開催された19年7月のセンチュリー21レディスではツアー初優勝を飾っている。稲見はその立場を「ダブルでディフェンディング」と表現し、「こういう状態の中でもベストなゴルフをして、上位に絡んでいきたい」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)