メドベージェワ移籍にロシアの重鎮が落胆「残念ながら大きな過ちを犯した」
メドベ、ツルスカヤ…決断したそれぞれの道で、さらなる輝きを
チャイコフスカヤ氏はスケート大国として育成文化に自信をのぞかせ、ロシアでは選手と振付師の関係性が対等であると自負しているようだ。
今回の移籍劇を巡っては、公式戦で女子初の2本の4回転ジャンプを成功させたトゥトベリーゼ氏の教え子、13歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)について、オーサー氏が「トルソワは短期間の現象かもしれない」とコメントし、トゥトベリーゼ氏は「オーサー氏からの私への何かしらの挑戦的なものでしょうか」と反応したことがロシアメディアに報道されていた。
そうした背景もあり、チャイコフスカヤ氏にとっても成長を願っているメドベージェワがオーサー氏の元へ移籍することは心中穏やかではない部分もあったようだ。
メドベージェワに続き、16年のジュニアグランプリ(GP)ファイナルの覇者、16歳のポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)もトゥトベリーゼ氏と関係解消することを表明。シーズンオフによもやの形でロシアの名指導者が脚光を浴びてしまっているが、選手、トゥトベリーゼ氏ともに未来がある。決断したそれぞれの道で、さらに輝いてくれることを願いたい。
(THE ANSWER編集部)