ウクライナの破壊された街 “無言”の抗議をしたボクサーに海外注目「怒りが湧く」
ボクシングの元WBAスーパー&IBF&WBO世界3団体ヘビー級統一王者ウラジミール・クリチコ氏が、母国ウクライナの破壊された街から“無言の抗議”を発信した。これまでロシア軍の侵攻を受けた現状をレポート。過去には「この戦争の証拠です」と語ったこともあったが、今回の内容は「怒りが湧いてくる」「荒廃している」と注目を浴びた。
ウラジミール・クリチコが“無言”の投稿
ボクシングの元WBAスーパー&IBF&WBO世界3団体ヘビー級統一王者ウラジミール・クリチコ氏が、母国ウクライナの破壊された街から“無言の抗議”を発信した。これまでロシア軍の侵攻を受けた現状をレポート。過去には「この戦争の証拠です」と語ったこともあったが、今回の内容は「怒りが湧いてくる」「荒廃している」と注目を浴びた。
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クリチコ氏はカメラを構えた。自撮りをしているようで、地面には大きくくぼんだ穴。背後にはぺしゃんこに破壊された車、廃墟のような大きな建物が映された。同氏は何も言わず、眉間にしわを寄せたままだ。近くから人の話し声や金属音が聞こえてくる。
動画をツイッターに公開した同氏は、文面に「#NoComment」と記して投稿。「#StopRussia」「#FreeUkraine」「#StopTheWar」などとハッシュタグを添えた。海外ファンからは「見てくれ」「怒りが湧いてくる」「強くあれ」「荒廃している」「言葉が出ない」「映画のような光景」「私の言いたいことはこの映像に詰まっている」と寄り添う声がなどが集まった。
元WBO&WBC同級王者で、首都キエフの市長を務めるビタリ氏を兄に持つ英雄ボクサー。兄弟はこれまで母国の現状を絶えず発信してきた。ボクシング界では、世界ヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシクと、元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコの現役選手も母国を守るために軍隊入りしたことが注目を浴びていた。
(THE ANSWER編集部)