羽生結弦に神秘を感じたメキシコ人選手 北京五輪で目撃「テレビに映らない儀式がある」
北京五輪で4回転アクセルが認定されたフィギュアスケートの羽生結弦(ANA)。その勇敢な挑戦とキャリアは同じ大会に出場した若手選手に影響を与えていた。五輪公式サイトがメキシコ代表ドノバン・カリジョのインタビューを掲載している。
北京五輪に出場したドノバン・カリジョが五輪公式サイトに登場
北京五輪で4回転アクセルが認定されたフィギュアスケートの羽生結弦(ANA)。その勇敢な挑戦とキャリアは同じ大会に出場した若手選手に影響を与えていた。五輪公式サイトがメキシコ代表ドノバン・カリジョのインタビューを掲載している。
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「ドノバン・カリジョが北京五輪でネイサン・チェンと“神秘的な”ユヅル・ハニュウから学んだこと」と題した記事で、カリジョは金メダルを獲得したチェンとともに羽生から受けた影響について語っている。
「ユヅル・ハニュウとリンクを共有できたこと。僕は彼が成し遂げてきたこと、素晴らしい情熱、そして常に新しい記録を追い求めていくことに対して憧れを抱いているんだ」
こう明かしたカリジョは「それは五輪でも変わらなかった。彼は4回転半に挑んだし、この世のものとは思えないような大技のジャンプを決めるというのは、僕らの競技にとってはまさに歴史を塗り替えるようなものだった」と挑戦に敬意を示した。
羽生から得た学びについて「彼にはどこか独特なところがあるんだ。神秘的で、彼の一つ一つの行動全てに、テレビなどには映らないたくさんの儀式が入っているんだ」と目の当たりにしたルーティーンに驚いた様子だ。
「そこには(テニスの)ラファエル・ナダルのサーブを思い起こさせるような、ちょっとした珍しいものがあって、彼が毎試合やっているルーティンには、彼の力になり、この競技において歴史を作ることを助けるようなたくさんの細かいことがあるのだと思う」
メキシコ勢としては30年ぶり出場となったカリジョ。フリーに進出し、堂々の22位に入った。五輪だからこそ間近で感じることができた羽生の存在感。それは、これからの競技人生にも生きるはずだ。
(THE ANSWER編集部)