メドベージェワ、なぜ今、恩師のもとを離れるのか? 現地メディアが真相に迫る
新コーチには羽生らを指導するブライアン・オーサー氏が最有力
「メドベージェワがこのルール変更で抱いた疑念がコーチ関係解消の理由の一つになったのは明白だ。彼女はこのルール変更における様々な変化を、最大限に自分に有利になるようにしたいと思っている、もちろん最近負ってしまったケガのことも考慮して」
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同メディアはメドベージェワがトゥトベリーゼ氏のもとを離れるのは、ルール変更による影響が最も大きいのではないかと分析している。
「それは今回の新しいコーチの選択がそう言っている。なぜなら彼の最大の教え子である平昌五輪王者、ユヅル・ハニュウとハビエル・フェルナンデスは熟練したジャンプと素晴らしいアートと音盤(楽曲)を結合させて素晴らしい演技を見せているからだ」
「フェルナンデスの武器には彼の勝利を邪魔させないたった2つだけの4回転ジャンプがあった。これこそがまさに今メドベージェワが必要なものだろう」
フェルナンデスは4回転ジャンプ2つで平昌五輪の表彰台に上がった。それだけ、芸術性の高いプログラムだった。メドベージェワが新たに求めているのは、高難易度のジャンプよりも、高い芸術性なのだろうと、同メディアは推測している。
オーサーコーチは過去にキム・ヨナ(韓国)を育てたことを紹介し、女子スケーターへの指導のキャリアも十分に備えているとしている。
「もし彼らが成功したならトゥトベリーゼは心の中で喜ぶだろう。彼らは栄光の歴史を刻んだ、でも新しい時が来た」
記事はこう結んでいる。2018-19年シーズンのルール改正に対応するため、メドベージェワは11年間に渡り師事したトゥトベリーゼ氏のもとを離れ、新天地で戦う道を選んだということだろう。正式な発表はまだだが、本人の口からどう語られるのか、ロシアのみならず、世界のフィギュアファンが注目している。
(THE ANSWER編集部)