大坂なおみ、涙の野次騒動に女傑ナブラチロワは愛の檄「対処できるまでプレーしないで」
12日(日本時間13日)に行われたテニスのBNPパリバ・オープン女子シングルス2回戦で敗れた世界ランク78位の大坂なおみ(フリー)。試合中には客席から飛んだ心ない野次に涙を流すシーンがあり、大きな話題になった。海外でも注目され、4大大会の女子シングルス優勝18度のマルチナ・ナブラチロワ氏(米国)は「心が痛む」などとコメントした。
4大大会通算18勝の元世界女王「心が痛む」「どうにかして強くならないと」
12日(日本時間13日)に行われたテニスのBNPパリバ・オープン女子シングルス2回戦で敗れた世界ランク78位の大坂なおみ(フリー)。試合中には客席から飛んだ心ない野次に涙を流すシーンがあり、大きな話題になった。海外でも注目され、4大大会の女子シングルス優勝18度のマルチナ・ナブラチロワ氏(米国)は「心が痛む」などとコメントした。
問題になったのは第1セット第1ゲーム終了後。海外メディアによると、観客の女性が「ナオミ、最低」と叫び、大坂は主審に詰め寄った。試合は続行されたが、ベンチで涙を拭うシーンも。第1セットを1ゲームも奪えずに落とすと、第2セットも奮闘したが、4-6でストレート負けを喫した。この問題は複数の海外メディアでも取り上げられている。
米紙「ロサンゼルスタイムズ」はウィンブルドン史上最多9度の優勝を誇り、歴史的女傑として知られるナブラチロワ氏のコメントを掲載した。
同氏は「心が痛む」と大坂の心中を慮った一方で「(大坂は)どうにかして強くならないといけない」「これは彼女が対処しなければいけない問題」と指摘。「なぜならまた同じようなことが起きるから」と見解を示した。「もしできないのなら対処できるまでプレーはしないで。まず自分を大切に」と愛を持ってエールを送っていた。
(THE ANSWER編集部)