トルソワの“制御不能”の性格をロシア五輪王者が指摘「コーチの言うこと聞こえない」
北京五輪のフィギュアスケート・女子シングルで銀メダルを獲得したアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)。フリーで自己ベストを更新するも優勝には及ばなかった。ロシアの五輪金メダリストはトルソワの性格に注目。その課題を克服できていれば、金メダルの可能性があったと分析している。地元メディアが報じている。
トリノ五輪金メダリストのマリニン氏がロシアメディアのインタビューに応じる
北京五輪のフィギュアスケート・女子シングルで銀メダルを獲得したアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)。フリーで自己ベストを更新するも優勝には及ばなかった。ロシアの五輪金メダリストはトルソワの性格に注目。その課題を克服できていれば、金メダルの可能性があったと分析している。地元メディアが報じている。
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女子フリーで4回転ジャンプ5本という異次元の構成に挑戦したトルソワ。フリーで自己ベスト177.13点を記録するも同胞のアンナ・シェルバコワに及ばず、2位となった。トリノ五輪のペアで金メダルを獲得したマキシム・マリニン氏(ロシア)は同放送局「ロシアトゥデー」のインタビューに応じ、トルソワの性格に注目した。
「サーシャは、私が判断できる限り、ほとんど制御不能で予測できない人間です。彼女は若さと才能と内なる情熱のためにコーチの言うことが聞こえません」
“猪突猛進”のような性格の課題を指摘したマリニン氏。「計画的に2つの4回転ジャンプとともにシーズンを始め、徐々に4回転の本数を増やしていたら、五輪でピークに達し、金メダルだったかもしれません」と続けた。
17歳は“鉄の女”の異名で知られるエテリ・トゥトベリーゼ氏に師事。しかし、金メダルを逃した演技後には号泣し、トゥトベリーゼ氏とのハグを拒否したと報じられるなど、感情的な一面も話題になっていた。コーチの指導に忠実であれば、結果は違ったかもしれない。母国の金メダル経験者はそう振り返っていた。
(THE ANSWER編集部)