「強豪国の女子だけ失格に…」 スーツ規定違反で涙した失格ドイツ選手が「悪夢」回顧
北京五輪のスキージャンプ混合団体は、日本の高梨沙羅を含め4か国5人がスーツ規定違反で失格に。その騒動は大会期間中、大きな関心を呼んだ。失格となった一人、カタリナ・アルトハウス(ドイツ)が当時について、ドイツのスポーツ専門局「Sport1」で振り返っている。
アルトハウスが地元メディアのインタビューで振り返る
北京五輪のスキージャンプ混合団体は、日本の高梨沙羅を含め4か国5人がスーツ規定違反で失格に。その騒動は大会期間中、大きな関心を呼んだ。失格となった一人、カタリナ・アルトハウス(ドイツ)が当時について、ドイツのスポーツ専門局「Sport1」で振り返っている。
アルトハウスがインタビューに応じた記事では、今季の振り返りやジャンプ女子の今後についてなど幅広く語っている。その中で触れられたのが、北京五輪混合団体のスーツ規定違反だ。「(失格)直後の自身と、時間が経った今思うことは?」と問われ、こう答えた。
「最初は悪夢のようでした。いつか目が覚めて、全てが夢だったとなることを願っていました。それまで失格になったことはなかったのに、よりによってシーズンで一番大事な試合で。それに(五輪では)初めての混合団体だったので、この競技に対してもつらい結果になってしまいました。
今でも、それを受け入れ、あの日起きたことを理解するのは難しいです。チームのみんなが、そばにいてくれてよかったです。みんなが私の味方で、誰も私を責めることはありませんでした」
当時について「悪夢」と表現し、1か月経つ今もつらい想いを抱えている様子。さらに「ジャンプ女子を台無しにしてしまった」という趣旨の発言についても問われた。