米調教師の1165万円トロフィーが窃盗被害 犯人逮捕も貴金属は分解「台無しにされた」
海外競馬の有名調教師が、これまでに集めたトロフィー12個の盗難被害にあった。犯人は逮捕されたものの、1000万円を超える逸品などが分解されて台無しになった模様。それでも犯人逮捕に調教師の息子は「正義が通ったことを誇りに思う」と報告している。
息子が犯人逮捕を報告、しかしトロフィーは…
海外競馬の有名調教師が、これまでに集めたトロフィー12個の盗難被害にあった。犯人は逮捕されたものの、1000万円を超える逸品などが分解されて台無しになった模様。それでも犯人逮捕に調教師の息子は「正義が通ったことを誇りに思う」と報告している。
被害にあったのは、米国の調教師ウェスリー・ウォード氏。1994年、G3ウィルロジャースハンデキャップで重賞初制覇。2009年にはウィンザーキャッスルステークスを制し、米国拠点の調教師では史上初となる英ロイヤルアスコット開催で優勝を経験した。
2021年はマディソンステークス、コモンウェルスカップでも優勝を経験している名調教師だが、この度窃盗被害にあったようだ。米放送局「NBC」傘下の地方局「LEX18レキシントン」によると、2月に自宅から12個のトロフィーが盗まれたという。
記事では「金と銀製品で、10万ドル(約1165万円)の価値がある」トロフィーもあったと伝えられている。自宅の防犯カメラに犯人と思われる人物の姿が映っていたが、顔までは分からなかったようだ。「ウォードは、トロフィーが戻ってくることを切に願っている。素晴らしい思い出の品であり、彼の子どもたちにも見せたいのだ」と記されていた。
しかしその後、犯人は捕らえられたようだ。息子のリリー氏がツイッターで報告。「盗難されたトロフィーの件でリツイートしてくれたみなさん、どうもありがとうございます。ベルサイユ警察によって回収され、犯人は逮捕されました」と記した。
ただ、添付画像にトロフィーは写っておらず、ケースのようなものだけ。しかも変形したり、真っ黒になってしまっている。どうやら貴金属部分を犯人が分解してしまったようだ。それでもリリー氏は「トロフィーは台無しにされてしまいましたが、正義が通ったことを誇りに思います!」と伝えていた。
(THE ANSWER編集部)