「ウクライナ」と呼ばれ、注がれた視線 開会式でカメラマンが撮影した「温かい声援」【Image of the Day】
北京パラリンピックは4日、開会式が行われた。「THE ANSWER」では、写真や動画などを取り扱う世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「Getty Images(ゲッティイメージズ)」のカメラマンが大会中に撮影した写真を紹介。連載「Image of the Day」として展開し、競技の熱やパラ選手たちの貴重な瞬間、撮影者の想いなどを伝えていく。第1回は4日の開会式だ。
「Getty Images」の写真を紹介する連載「Image of the Day」
北京パラリンピックは4日、開会式が行われた。「THE ANSWER」では、写真や動画などを取り扱う世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「Getty Images(ゲッティイメージズ)」のカメラマンが大会中に撮影した写真を紹介。連載「Image of the Day」として展開し、競技の熱やパラ選手たちの貴重な瞬間、撮影者の想いなどを伝えていく。第1回は4日の開会式だ。
華やかな演出がなされた開会式。切り取られたのはウクライナ選手団の入場行進だ。黄色と青の国旗と同じウェア。選手たちに笑顔はなく、車いす選手は拳を突き上げている。母国がロシアの侵攻を受ける中で出場する大会となる。
撮影したゲッティイメージズのスポーツフォトグラファー、ライアン・ピアース氏は写真について説明した。
「ウクライナの国名が読み上げられ、北京の観衆から温かい声援が送られました。母国が戦禍に見舞われる中、母国を代表して、パラリンピックの場で共に競い合うことは素晴らしいことです。これからの9日間、彼らはどのような雄姿を見せてくれるでしょう」
国際パラリンピック委員会(IPC)の公式フォトエージェンシーを務めるゲッティイメージズは、デジタルコンテンツを世界200か国以上に提供している。2月の北京五輪でも国際オリンピック委員会(IOC)公式フォトエージェンシーとして、のべ150万点以上の写真を撮影した。
北京五輪では小林陵侑、平野歩夢、高木美帆が金メダルを獲得するなど多くの日本人選手が活躍した。フィギュアスケートでは男女3つ、団体戦を含めて4つのメダルを獲得。羽生結弦の4回転アクセル挑戦も話題を呼んだ。日本人選手に限らず、パラリンピックでも世界中のアスリートたちが見せる本気の戦いが期待される。
(THE ANSWER編集部)