高梨沙羅、ジャンプ大国ドイツも称えた復活の日「失格騒動、引退示唆から見事な復帰」
ノルディックスキージャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が涙の失格から復活した。3日にリレハンメルで行われたワールドカップ(W杯)個人第14戦で優勝。通算62勝目を挙げた。翌4日の第15戦は4位に終わったものの、北京五輪混合団体のスーツ規定違反による失格から復帰し、元気な姿を見せた。その雄姿にジャンプ大国ドイツも拍手を送っている。
北京五輪混合団体から復帰初戦で優勝、独メディア「これ以上ないカムバック」
ノルディックスキージャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が涙の失格から復活した。3日にリレハンメルで行われたワールドカップ(W杯)個人第14戦で優勝。通算62勝目を挙げた。翌4日の第15戦は4位に終わったものの、北京五輪混合団体のスーツ規定違反による失格から復帰し、元気な姿を見せた。その雄姿にジャンプ大国ドイツも拍手を送っている。
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高梨は第14戦で130メートル、132メートルを飛び、合計291.5点で優勝。北京五輪から復帰初戦で、今季2勝目を挙げた。試合後、インスタグラムを更新。「飛ぶことで少しでも応援して下さる皆さまへ何かを与えられることができるなら、最後まで飛び続けたいと思います」などと記していた。
この復活劇を受け、ドイツのスキージャンプ専門ウェブメディア「Skispringen.com」は「サラ・タカナシが“Raw-Air”ツアー開幕戦で優勝。難しい局面を乗り越え、輝かしいW杯復帰を飾った」と報じた。「サラ・タカナシにとっては、これ以上ないカムバックとなった。五輪混合団体での騒動で長期休養し、それどころか現役引退まで示唆していたが、見事な復帰だった」と称えた。
また、ドイツ公共放送「ARD」は「五輪の混合団体失格で非常に不幸な目に遭ったサラ・タカナシにとっては、リレハンメルでは喜びの勝利となった」と紹介し、同じくジャンプ強豪オーストリアの公共放送「ORF」も「タカナシ、W杯通算62勝目へジャンプ」と復活劇を報道した。
(THE ANSWER編集部)