北京パラはロシア&ベラルーシの参加拒否 一時容認→急転に反応様々「劇的な1週間」
国際パラリンピック委員会(IPC)は3日に声明を発表。4日開幕の北京パラリンピックについて、中立選手としての参加を容認していたRPC(ロシア・パラリンピック委員会)とベラルーシの選手の出場を認めないとした。一転した判断には関係者から様々な声があがっている。
IPCが声明、RPCとベラルーシ選手の出場を認めない
国際パラリンピック委員会(IPC)は3日に声明を発表。4日開幕の北京パラリンピックについて、中立選手としての参加を容認していたRPC(ロシア・パラリンピック委員会)とベラルーシの選手の出場を認めないとした。一転した判断には関係者から様々な声があがっている。
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ロシアのウクライナ侵攻が続く中、一時はRPCとベラルーシについて中立選手として参加を容認していたIPCだが、声明で一転、参加を拒否するとした。2月28日には、国際オリンピック委員会(IOC)が全国際競技連盟に対し、両国の選手を国際大会から除外することを勧告していた。
IPCの判断には、ツイッター上でも様々な声があがっている。英紙「インディペンデント」などに寄稿し、北京五輪を現地取材したジェームズ・トニー記者は「IPCの元々の判断に対する、各国委員会からの強固で予想できる反応が急展開を起こした。スポーツガバナンスにとって劇的な1週間。ほぼ数時間ごとに先例が設定される」と急展開を表現した。
また英放送局「チャンネル4」のニュース番組「チャンネル4ニュース」のジャーナリスト、アイシャ・タル氏も「つまり、Uターンしたってことね。ロシアとベラルーシのアスリートたちが冬季パラリンピックから除外。開会式は明日よ!」などと記した。
パラ選手も反応。英国の自転車選手リジー・ウィリアムズは「24時間で完全な急展開。ロシアとベラルーシは冬季パラリンピックから除外。正しい決断だけど、IPCの決断がこれほど長くかかったことが残念……。大会は明日始まる」とツイートした。
東京パラリンピックにも出場したドイツの車いすバスケ選手マライケ・ミラーは「各国委員会が圧力をかけたことで、ようやくIPCがこの決断に至ったのが信じられない。なんという茶番でしょう。力強いアスリート、各国委員会と政府、ありがとう」と記した。
(THE ANSWER編集部)