エテリ一門から移籍のコストルナヤ、母国重鎮は前向きな見解「良いコーチの下に移籍」
フィギュアスケートのアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が師事するエテリ・トゥトベリーゼ氏のもとから移籍することを表明したと現地メディアが伝えている。これに母国の重鎮タチアナ・タラソワ氏は「何かがうまくいっていません」などと持論を展開している。
エテリ氏からの2度目の移籍にタラソワ氏「肝心なのはみんながうまくいくこと」
フィギュアスケートのアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が師事するエテリ・トゥトベリーゼ氏のもとから移籍することを表明したと現地メディアが伝えている。これに母国の重鎮タチアナ・タラソワ氏は「何かがうまくいっていません」などと持論を展開している。
19年グランプリファイナル女王の18歳コストルナヤは、昨年末に右手を骨折した影響もあり、北京五輪代表を逃がしていた。今季は、ROC女子シングル代表として五輪に出場したカミラ・ワリエワ、アレクサンドラ・トルソワ、アンナ・シェルバコワらを指導するトゥトベリーゼ氏に師事していた。
コストルナヤは今回、多くの名選手を育ててきたエレーナ・ブイアノワ氏のもとへ移籍するという。ロシア紙「スポルトエクスプレス」は母国の名誉コーチ、タラソワ氏のコメントを紹介。ブイアノワ氏と直接話したようで、「今のところ、夏までの期間で彼女を受け入れました。もし仕事がうまくいったら時間は延長されるでしょう」と説明。つづけて、このように話したという。
「アリョーナも良いコーチのところに移籍しました。何かがうまくいっていません。そこにはたくさんの良い女子スケーターたちがいます。なぜこうなったかは知りません。肝心なのはみんながうまくいくことです」
また、同国メディア「championat.com」はソルトレイクシティ五輪王者のアレクセイ・ヤグディン氏の見解を紹介。「トゥトベリーゼ氏のところからブイアノワ氏のもとへ移籍したコストルナヤの正しさについては彼女の大会での成績が出た後でのみ判断することができるでしょう。すべて単純です。それまでは特に言うことはありません」と語るに留めたようだ。
コストルナヤはジュニア時代からトゥトベリーゼ氏に師事していたものの、20年にはエフゲニー・プルシェンコ氏のもとへ移籍。しかしその翌年にはトゥトベリーゼ氏のもとへ戻っていた。
(THE ANSWER編集部)