村田諒太、「強さの象徴」ゴロフキン戦へ 延期に一時落胆も「最終的には凄くいい状態」
ボクシングのWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)が3日、都内のホテルで会見し、4月9日にさいたまスーパーアリーナでIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と王座統一戦を行うと再発表した。昨年12月29日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の影響で延期になっていたビッグマッチ。3か月半遅れの仕切り直しの一戦となる。戦績は36歳の村田が16勝(13KO)2敗、試合前日に40歳になるゴロフキンが41勝(36KO)1敗1分け。
都内で会見、村田諒太VSゴロフキンを再発表
ボクシングのWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)が3日、都内のホテルで会見し、4月9日にさいたまスーパーアリーナでIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と王座統一戦を行うと再発表した。昨年12月29日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の影響で延期になっていたビッグマッチ。3か月半遅れの仕切り直しの一戦となる。戦績は36歳の村田が16勝(13KO)2敗、試合前日に40歳になるゴロフキンが41勝(36KO)1敗1分け。
日本人ボクサーでは過去最大級のビッグマッチが今度こそ実現する。すでに試合開催が発表されていた昨年11月、オミクロン株の世界的な感染拡大を受け、政府は全世界を対象に外国人の入国を原則禁止することを発表。年末のビッグマッチは開催が見送られていた。今月1日に水際対策が緩和されて仕切り直しの一戦。試合は「Amazon Prime Video」で独占生配信される。
村田は会見で笑顔を見せ「試合が飛んで本当に実現できるのかとガッカリした気持ちもあった」と落胆したことを吐露。延期の中でモチベーションを維持することについてこう明かした。
「モチベーションの維持は一定ではなかったですね。気落ちする期間もあった。一定のモチベーションを保ち続けたかというとそうではない。でも、いい形で揺れて、いい時も悪い時もありながら過ごしてきた。最終的にはもの凄くいい状態。延期してよかったなというとご尽力いただいた方がいるのでよくないですが、個人的には状態がいいのでよかった。ボクシングの成熟度が良い状態です」
ゴロフキンについては「やはり強い。強さの象徴で真摯」と強調。「卑怯なこと、ルールを逸脱することがない。そういう強さが彼にはある。勝ったからいいいとかではない。相手をリスペクトする姿勢がある」と敬意を払った。
さらに「外に向けてこんだけ凄いんだ、これだけ稼いでいると言ったって意味がない。自分がボクシングを通して得たかったこと、それを確認させてくれる試合。試合が終わってからどういう景色があるかわからないけど、こういう状況を作ってくれるのがゴロフキン。彼に感謝したい」と語った。
ゴロフキンは主催者を通じ「日程がついに決まり幸せです。日本からの主催者の懸命な働きと統一戦への完全なサポートに感謝を示したいです。リョウタ・ムラタは優れたチャンピオンです。美しい国と世界中のボクシングファンの皆さんはワクワクするようなイベントを見ることになるでしょう。リングに戻り、ビッグ・ドラマ・ショーを日本に持ち込むのが楽しみです」とコメントを寄せた。
この日は前座も発表された。セミファイナルは、WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M.T)が同級2位・山内涼太(角海老宝石)と2度目の防衛戦。東洋太平洋&WBOアジアパシフィックライト級王者・吉野修一郎(三迫)と元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(横浜光)が対戦する。
(THE ANSWER編集部)