錦織のマレー撃破が2016年“名勝負”トップ3入り「今年最も拮抗した試合」
勝敗分けたのは錦織の「ガッツと忍耐力」
また「今年最も拮抗した試合」と紹介。「違いを見せたのは錦織のガッツと忍耐力だった。錦織はサーブアンドボレーとドロップショット、スライス、スコットランド人のセカンドサーブで攻勢に仕掛けるなど、よりアグレッシブさを見せた。第5セットの6-5でリードした第11ゲームのブレーク成功が何よりも大きかった」と日本人の勝因について分析し、「錦織はより落ち着いていた。冷静を保った」とも評した。
一方、両者が今季最終戦のATPツアー・ファイナルでも対決したことも紹介。1次リーグA組の第2戦で対戦した際は錦織が7-6、4-6、4-6と逆転負けを喫したが、この一戦が大会史上最長の3時間21分に及んだこともレポートされている。
また今回の特集では今季のベストゲーム1位にウィンブルドン準決勝でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)がロジャー・フェデラー(スイス)を6-3、6-7、4-6、7-5、6-3で破った一戦が選出されている。
以下が今回選出されている2016年の名勝負トップ10。
1位 ウィンブルドン準決勝 ラオニッチVSフェデラー
2位 ATPワールドツアー・ファイナル準決勝 マレーVSラオニッチ
3位 全米オープン準々決勝 錦織VSマレー
4位 全仏オープン決勝 ジョコビッチVSマレー
5位 リオデジャネイロ五輪決勝 マレーVSデルポトロ
6位 デビスカップ デルポトロVSマレー、デルポトロVSチリッチ
7位 ウィンブルドン準々決勝 フェデラーVSチリッチ
8位 全米オープン決勝 ワウリンカVSジョコビッチ
9位 全豪オープン4回戦 ジョコビッチVSシモン
10位 BNPパリバオープン ナダルVSズベレフ
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images