井岡一翔と統一戦白紙アンカハス、10年ぶり敗戦も相手称賛「素晴らしい挑戦者だった」
ボクシングのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が26日(日本時間27日)、米ラスベガスで行われ、王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が同級11位フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に0-3で判定負けした。長く王座に君臨したが、10度目の防衛に失敗。昨年末にはWBO王者・井岡一翔(志成)との対戦が決まっていた対抗王者がベルトを失い、統一戦は白紙となった。
IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ
ボクシングのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が26日(日本時間27日)、米ラスベガスで行われ、王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が同級11位フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に0-3で判定負けした。長く王座に君臨したが、10度目の防衛に失敗。昨年末にはWBO王者・井岡一翔(志成)との対戦が決まっていた対抗王者がベルトを失い、統一戦は白紙となった。
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アンカハスは3回終了間際、左フックを当てて挑戦者をぐらつかせた。しかし、6回には攻め込まれる場面もあり、劣勢の展開。後半も激しい打ち合いに。結局、終盤にも盛り返すことはできなかった。
試合後のリングインタビューでは、顔を腫らしたまま「まずベガスで戦うチャンスをくれたプロモーターたちに感謝を伝えたい。試合を実現してくれてありがとう」と語った。再戦への想いについては「やりたい。目標を達成するためなら何でもやる」と意欲。新王者には「彼は素晴らしい挑戦者だった」と称賛した。
井岡とアンカハスは昨年大晦日に統一戦を行う予定だった。しかし、新型コロナウイルスのオミクロン株の世界的な感染拡大を受け、日本政府は全世界を対象に外国人の入国を原則禁止することを発表。ビッグマッチ開催が見送られた。井岡は大晦日に福永亮次(角海老宝石)との防衛戦に判定勝ち。互いに統一戦は望むところだったが、白紙となった。
アンカハスは2012年3月以来、約10年ぶりの敗戦。16年9月の王座奪取から5年5か月の在位期間を誇ったが、破れる波乱が起きた。30歳のマルティネスは14勝(8KO)で無敗をキープ。世界初挑戦だった。
(THE ANSWER編集部)