錦織圭、日本のファンの前で躍動 ベルディハ圧倒し「迷わずプレーできた」
独特の試合形式も「リズムに乗れた」
そして、この日のラストマッチ、男子シングルスでは錦織と実力者のトマーシュ・ベルディハ(チェコ)が激突した。第1ゲームはベルディハのサーブながら40-40まで粘ると、いきなりブレークに成功。勢いに乗った錦織は続く第2ゲームをラブゲームでキープすると、第3ゲームでは真骨頂のフットワークで再びブレークし、その後もベルディハの逆を突くショットを連発。ベルディハが意地を見せ、1ゲームをキープしたものの、第7ゲームも圧巻のラブゲームで6-1の完勝を収めた。
この5試合の結果を受けて、「JAPAN WARRIORS」が23-20で勝利。貫禄を見せつけた錦織は試合後、「出だしはあんまりよくなかったですね。サーブも入らずミスも多かったです。でもシングルスはリズムに乗れました。ルール的には多く違うところがありますが、試合的な雰囲気で臨めましたね。秒数が速かったり、レットがなかったりするところがありましたけど、迷うことなくプレーできたと思います」と独特の形式の中でもしっかりと戦いきったことを手応えとした。
「JAPAN WARRIORS」は4日に「SINGAPORE SLAMMERS」と対戦予定。錦織のプレーを楽しめる今年最後のチャンスとなる。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
写真提供:Photo Concierge Ella Ling