錦織、芸術的なジャンピングドロップショットも選出 匠のショット9選を公式が特集
男子テニスのモンテカルロ・マスターズは22日、シングルス決勝を行い、世界ランク36位・錦織圭(日清食品)は同1位のラファエル・ナダル(スペイン)に3-6、2-6でストレート負け。4大大会に次ぐ格付けの「マスターズ」初制覇はならなかった。
ズベレフ戦での飛び上がりながらのドロップショットなど“ホット・ショット9選”をATPが動画で特集
男子テニスのモンテカルロ・マスターズは22日、シングルス決勝を行い、世界ランク36位・錦織圭(日清食品)は同1位のラファエル・ナダル(スペイン)に3-6、2-6でストレート負け。4大大会に次ぐ格付けの「マスターズ」初制覇はならなかった。
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それでも、右手首の故障からの復調をアピール。世界ランク3位のマリン・チリッチ(クロアチア)、4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を連破するなど、“らしさ”を取り戻した錦織。ATP中継サイト「テニスTV」公式ツイッターが「ケイ・ニシコリ、君が帰ってきてくれて最高だ」とつづり、今大会での「ホット・ショット」9選を取り上げている。
動画はまずは世界ランク18位のトマーシュ・ベルディハ(チェコ)との1回戦でのドロップショットからスタートした。第1セットを落としており、そこからの大逆転。まさに快進撃のきっかけを生み出した巧ショットだった。
続いてチリッチ戦からは2本。ラリーの応酬から強烈なフォアハンドのクロスを叩き込んだ。もう一本は、左右に振られながらバックハンドで懸命にリターンすると、最後は前に出てきた相手に再び強烈なクロスを見舞ったシーンだった。
ズベレフとの死闘からは5本がピックアップ。ドロップショットに食らいつき、錦織も絶妙にネット際に落とし返しポイントを奪った。ラリーの応酬から最後はバックハンドでのダウンザライン。飛び上がりながらのバックハンドでのドロップショットなど、いずれも錦織らしさが存分に発揮された、巧みなショットのオンパレードだった。
そして決勝のナダル戦からも1本。クレーコートの王者を左右に振って、最後は飛び上がりながらのフォアハンドウィナー。ナダルを慌てさせた。
確かな復活を感じさせる準優勝。次戦は14、15年に連覇した相性のいいバルセロナOP。復活Vへの期待がにわかに高まってきた。
(THE ANSWER編集部)