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カシメロに振り回された次戦バトラーに米脚光「再調整待った忍耐力はホームで発揮へ」

世界ボクシング機構(WBO)はWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と同級1位ポール・バトラー(英国)の指名試合を4月23日に英リバプールで開催予定であると発表した。昨年12月にUAE・ドバイで対戦予定だったが、カシメロの体調不良により試合は中止となっていた。米メディアもこの戦いをクローズアップしている。

ポール・バトラー【写真:Getty Images】
ポール・バトラー【写真:Getty Images】

昨年12月ドバイ→今年4月リバプールで対戦へ

 世界ボクシング機構(WBO)はWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と同級1位ポール・バトラー(英国)の指名試合を4月23日に英リバプールで開催予定であると発表した。昨年12月にUAE・ドバイで対戦予定だったが、カシメロの体調不良により試合は中止となっていた。米メディアもこの戦いをクローズアップしている。

 米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「カシメロ対バトラー:WBOが4月23日のリバプールで試合のリスケジュールを承認」と題した記事を掲載。カシメロの対戦相手となるバトラーにとって、戦いの舞台が当初のドバイから母国に移ることに触れた。

「ポール・バトラーはバンタム級のタイトル獲得のために母国を離れる覚悟だった。しかし、試合の再調整を待った忍耐力はホームゲームで発揮されることとなる」。カシメロに振り回されながら、辛抱強く待ったことでホームアドバンテージを得ることになる。

「その願いは叶った。試合はバトラーの故郷から30分以内で行ける場所で行われる」とし、33歳のバトラーは2010年にリバプールでデビューして以降、プロ35試合のキャリアのうち半数近くは当地で行われたことも紹介している。

 WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)の対抗王者であるカシメロ。昨年12月のバトラー戦は胃腸炎を理由に計量を欠席し、試合は中止に。急遽、暫定王座決定戦が組まれていたが、これをバトラーが拒否したため、試合は再調整となっていた。果たして、4月にゴングは無事に鳴るか。バンタム級戦線においても注目の戦いとなる。

(THE ANSWER編集部)


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