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全豪OPで母国観衆に中指立てる ダブルス選手の悪態に現地注目「稀に見る立腹ぶり」

テニスの4大大会・全豪オープン(OP)は27日、男子ダブルス準決勝が行われ、ニック・キリオス、タシナ・コッキナキス(ともにオーストラリア)組がマルセル・グラノイェルス(スペイン)、ホレイショ・セバロス(アルゼンチン)組にストレートで勝利。決勝進出を決めたが、第2セットでマナーの悪い観客に腹を立てたキリオスがラケットを破壊。さらに中指を立てた。現地メディアも「稀に見る立腹ぶり」と注目している。

全豪オープン・男子ダブルス準決勝で勝利し、笑顔を見せるニック・キリオス(右)【写真:AP】
全豪オープン・男子ダブルス準決勝で勝利し、笑顔を見せるニック・キリオス(右)【写真:AP】

キリオスがダブルス準決勝で激怒、ラケットも破壊

 テニスの4大大会・全豪オープン(OP)は27日、男子ダブルス準決勝が行われ、ニック・キリオス、タシナ・コッキナキス(ともにオーストラリア)組がマルセル・グラノイェルス(スペイン)、ホレイショ・セバロス(アルゼンチン)組にストレートで勝利。決勝進出を決めたが、第2セットでマナーの悪い観客に腹を立てたキリオスがラケットを破壊。さらに中指を立てた。現地メディアも「稀に見る立腹ぶり」と注目している。

 キリオスのサーブで始まったゲーム。ブレイクポイントを許すとラケットを思い切りコートに叩きつけ、さらに観客席の方へ向かって中指を立てた。米スポーツ専門局「ESPN」公式ツイッターは「ニック・キリオスがブレイクポイント献上後ラケットを投げた。さらに観客席の方向に中指を立てた」とつづって実際の映像を公開した。

 豪メディア「ナイン・デジタル」のスポーツ情報サイト「ワイド・ワールド・オブ・スポーツ」は「ニック・キリオスが稀に見る立腹ぶりで、中指を立て、ラケットを破壊し、審判を罵る」との見出しで記事を掲載。怒り心頭の場面については「サーブの最中に騒ぐ観衆を非難」と説明した。

 記事では、直前にはレットの判定に納得がいっていなかったようで「審判に対して怒鳴った」と不満を溜めていたことも指摘。「キリオスにとって幸運にも、パートナーのコッキナキスは冷静さを保ち、チームを勝利へ導いた」と伝えた。

 “紳士のスポーツ”として知られるテニスでは、サーブ時に音を立てないのが観客のマナーとされている。今大会では、ダニール・メドベージェフ(ロシア)も観客のマナーの悪さに苦言を呈していた。初のグランドスラム決勝進出を果たしたキリオス、コッキナキス組は、母国での優勝を目指し29日にマシュー・エブデン、マックス・パーセル(ともにオーストラリア)組と対戦する。

(THE ANSWER編集部)

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