チェンが全米選手権6連覇、フリーの衣装とは

　フィギュアスケートの北京五輪代表選考を兼ねた全米選手権は9日（日本時間10日）、男子フリーが行われ、ネイサン・チェンが合計328.01点で大会6連覇を達成した。米五輪代表公式ツイッターは独創的な衣装を着た王者の画像を公開。米記者は「衣装は爆発している」と注目している。

　さすがの衣装だ。チェンは黒のパンツをはいて登場。目を引いたのは上半身だ。左脇腹の辺りから星が爆発したかのような絵が描かれている。オレンジ色が上半身全体に広がっていくデザイン。右人差し指を前に突き出し、豪快にポーズを決めている。

　画像を公開した米五輪代表公式ツイッターは文面に「ロケットマン」とつづって投稿。米名物記者のジャッキー・ウォン氏は「ネイサン・チェンのフリー衣装は爆発している」とツイートした。すると、米ファンは「そして宇宙にぶっ飛んでいく」「ありえないほど悪趣味な衣装で、ありえないスケーティング」「小さい頃にスパンコール攻撃を受けたに違いない」とコメントしている。

　ショートプログラム（SP）では歴代大会最高の115.39点をマーク。この日は転倒があったものの、ハイスコアで優勝を飾った。イリア・マリニンが2位、ビンセント・ゾウが3位、ジェイソン・ブラウンが4位。全米協会は北京五輪代表として、チェン、ゾウ、ブラウンの3人を選出したことを発表した。チェンは五輪3連覇のかかる羽生結弦（ANA）との共演が期待される。