流経大から過去最多7人がJ1へ 浦和内定MF安居を指揮官絶賛「日本代表の可能性ある」
無名選手も急成長できる流経大の環境
流経大サッカー部は、関東大学1部を戦うチームのほかに、社会人の関東1部リーグを戦う流通経済大学ドラゴンズ竜ケ崎、流通経済大学FCという2つのクラブチームも運営。選手を入れ替えながら、大人相手の実戦機会を多く与えて選手を鍛えている。中野監督は、各選手を紹介するなかで「安居や佐々木は18歳まではまったく無名。佐藤響も大学に来て急激に伸びた選手の1人」と話したが、彼らも関東社会人1部を戦った経験のある選手だ。大学で新たに知った多くのライバルと切磋琢磨してきた仙波は、「(日本)A代表でみんなとプレーしたい。濃い4年間を過ごしてきたライバルだし、気の知れた仲間。次は代表でしか集まれない」と話し、今後もさらに刺激し合っていきたいという思いを明かした。
流経大からJ1に7人が進むほか、J3にも5選手が進む。松本山雅FCにGK薄井覇斗(流経大柏高出身)とFW菊井悠介(大阪桐蔭高出身)、いわきFCにDF家泉怜依(藤井学園寒川高出身)、GK鹿野修平(流経大柏高出身)、MF永井颯太(中央学院高出身)が加入。薄井と鹿野は高校時代からともに練習し、ポジションを争い、高め合ってきた間柄だ。昨今はJ3がスタートでも、活躍次第で早急なキャリアアップも可能な時代。プロ内定12人がズラリと並んだ会見も、新たな競争の始まりに過ぎない。守田ら数多くのOBが、プロでも飛躍を見せている。ここから誰が、どんな活躍を見せるのか楽しみだ。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)