羽生結弦の前に4回転アクセル挑戦 米記者がロシア選手を回顧「2018年成し得なかった」
フィギュアスケートの北京五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権は26日、さいたまスーパーアリーナで男子フリーが行われ、羽生結弦(ANA)が合計322.36点で優勝。3大会連続の五輪出場を当確させた。五輪連覇王者が挑んだ史上初の大技・4回転アクセル(4回転半)に米記者も注目。「2018年のディミトリエフが成し得なかった着氷」と評価している。
羽生は4回転アクセルに両足ながら着氷
フィギュアスケートの北京五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権は26日、さいたまスーパーアリーナで男子フリーが行われ、羽生結弦(ANA)が合計322.36点で優勝。3大会連続の五輪出場を当確させた。五輪連覇王者が挑んだ史上初の大技・4回転アクセル(4回転半)に米記者も注目。「2018年のディミトリエフが成し得なかった着氷」と評価している。
プログラム「天と地と」の冒頭で、羽生が前人未到の大技に挑んだ。高い跳躍で披露した4回転アクセル。両足着氷で踏み止まったが、ダウングレードと判定された。それでも残るジャンプは全て成功。五輪2連覇王者の威厳を、さいたまスーパーアリーナで示した。
米テレビ局「NBCスポーツ」のニック・ザッカルディ記者は、ツイッターで公式戦で初披露となった羽生の4A動画を公開。「オフィシャルの結果でダウングレードが確定。それでも、2018年にアルトゥール・ドミトリエフは成し得なかった着氷に成功した」とレポートしている。
男子シングルのロシア人スケーター、ドミトリエフがこれまで公式戦で唯一チャレンジした大技。2018年のGPロシア杯フリーで試みたが、転倒してダウングレードとなっていた。両足ながら史上初となる公式戦で氷上に踏みとどまった羽生の挑戦は、世界でも注目を集めている。
(THE ANSWER編集部)