羽生結弦、伊識者が「芸術」と評した1本のジャンプ「無限に見られる、飽きないから」
フィギュアスケートの全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)は24日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦となった羽生結弦(ANA)が衝撃の111.31点をマークし、首位発進となった。右足首の故障からの完全復活を印象付けた冒頭の圧巻のジャンプを、欧州のアナリストは「4回転サルコーはアートになった」と評している。
「ユーロスポーツ」アナリストが絶賛「4回転サルコーが芸術になった」
フィギュアスケートの全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)は24日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦となった羽生結弦(ANA)が衝撃の111.31点をマークし、首位発進となった。右足首の故障からの完全復活を印象付けた冒頭の圧巻のジャンプを、欧州のアナリストは「4回転サルコーはアートになった」と評している。
「序奏とロンド・カプリチオーソ」の美しい調べとともに、圧倒的な強さと美しさを表現した羽生。冒頭の4回転サルコーを見事に着氷させ、勢いに乗ったが、欧州のテレビ局「ユーロスポーツ」でアナリストを務めるマッシミリアーノ・アンベーシ氏も感銘を受けていた。
「4回転サルコーが芸術になった。完璧な技術的な動作を自然かつ、いとも簡単なまで、圧倒的な美しさとともに表現されたジャンプ。何度でも無限に鑑賞できる。なぜなら、誰もが飽きることがないからだ」
華麗に着氷を決めた羽生の冒頭のジャンプをスロー動画で紹介したアンベシ氏は芸術の域に達したとツイッターで絶賛。その上で、演技後の確信の表情を浮かべながらのガッツポーズも動画で紹介した。
「テクニカルエレメンツ以外の部分で、氷上で表現されたエネルギーと決意が感動的だった」と評価。故障を乗り越えた8か月ぶりの五輪連覇王者の舞いは芸術の国の専門家をも魅了していた様子だ。
(THE ANSWER編集部)