孤高の羽生結弦 編曲者がフランスの“天才すぎた”音楽家に姿を重ね、涙した名演
フィギュアスケートの全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)は24日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦となった羽生結弦(ANA)が衝撃の111.31点で首位発進した。初披露となった曲は「序奏とロンド・カプリチオーソ」。編曲を担当したピアニストの清塚信也氏は、ツイッターで羽生の演技後に「子供の頃のように純粋に涙が出ました」と心情を明かしている。
編曲を担当した清塚信也氏「子供の頃のように純粋に涙が出ました」
フィギュアスケートの全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)は24日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季初戦となった羽生結弦(ANA)が衝撃の111.31点で首位発進した。初披露となった曲は「序奏とロンド・カプリチオーソ」。編曲を担当したピアニストの清塚信也氏は、ツイッターで羽生の演技後に「子供の頃のように純粋に涙が出ました」と心情を明かしている。
「序奏とロンド・カプリチオーソ」の美しいピアノの調べに身を任せ、氷上で完璧な舞いを披露した羽生。さいたまスーパーアリーナでは割れんばかりの拍手が巻き起こったが、編曲を担当したピアニストも感動を隠し切れなかった。
8か月ぶりの復活を果たした羽生の演技直後に清塚氏はツイッターを更新。「ピアノアレンジをしている時点で、氷上の演技を想像し、涙が出ました。サン=サーンスは天才すぎて孤独を歩んだ音楽家。羽生結弦選手というヒーローを、その背負っている人々への真心を間近で見ると、誰も歩んだことのない“道”が見えました。今回のロンカプは、そんな表現をしたつもりです」
SP曲を作曲したフランスの天才音楽家サン・サーンスと氷上の天才を重ねていた清塚氏は演技後、「何かを鑑賞して、初めて、子供の頃のように純粋に涙が出ました。心より感謝と敬意を」と綴った。羽生の圧巻の舞いに感涙したと告白すると、フィギュアファンもこれに反応。「素晴らしかった」「ただただ、涙でした」「最高の音色をありがとうございます」との声が寄せられていた。
(THE ANSWER編集部)