[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

錦織の芸術プレーに称賛の声 英解説者も「最も難しいウィニングショット」

世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)が14日、ATPツアー・ファイナルズ1次リーグ初戦で、同3位で全米オープン王者のスタン・ワウリンカ(スイス)を6-2、6-3のストレートで下した。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」は錦織が第1セット第8ゲームで披露した芸術的なボレーを「この試合のショット」に選出している。

20161115_nishikori3

専門家も絶賛「バックボレーというよりもバックスマッシュ」

 世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)が14日、ATPツアー・ファイナルズ1次リーグ初戦で、同3位で全米オープン王者のスタン・ワウリンカ(スイス)を6-2、6-3のストレートで下した。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」は錦織が第1セット第8ゲームで披露した芸術的なボレーを「この試合のショット」に選出している。

 錦織は5-2でリードした第8ゲームに妙技を見せた。錦織はリターン後に一度、ネット際に出ると、ワウリンカがループショット。これに下がりながらノールックでの絶妙なバックハンドボレーを見せ、ワウリンカも見送るしかなかった。

 スカイ・スポーツの解説者マーク・ペッチー氏は錦織の華麗なショットに「テニスの世界で最も難しいウィニングショット」と絶賛。この試合最高のショットに選出している。

 このショットに関して、プロテニスプレーヤーの綿貫敬介(明治安田生命)に話を聞くと「他にも素晴らしいショットはありましたが、あれは派手ですね」と振り返り、「バックボレーというよりも、バックスマッシュですね。手首を返すタイミングが大事になります。自分は後ろを向いている中で、相手のポジションを見ながら、打ち返す場所も察知する空間認識能力とセンス、手首のリストワーク、背筋の強さ、ジャンプ力という条件が重ならないと決めることが難しいプレーです」と難易度の高さを解説。「フェデラーやナダルも得意にするプレーです。下がりながらのショットですが、あそこの位置に強く打つのは難しい。あの威力で打ったのは素晴らしい」と称賛した。

 今大会不参加となったBIG4のロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)も得意とする芸術的なショットで、錦織はロンドンの観衆を沸騰させた。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer


W-ANS ACADEMY

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集