F1ドライバーがレース後に善行 大量のごみ収集に海外称賛「一流」「真の紳士だね」【名珍場面2021】
2021年も12月を迎え、今年も残り2週間。今年もスポーツ界では数々の名場面が誕生。見る者に感動を与えるスーパープレーから思わず笑ってしまう珍事まで、記憶に残った出来事を「スポーツ名珍場面2021」と題し、振り返る。今回は自動車・F1レーサーの善行だ。7月に行われた第10戦イギリスグランプリ(GP)のレース後、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が会場に残された大量のゴミを集める映像をF1が公開。海外ファンから「真の紳士だ」などと称賛されていた。
「スポーツ界の名珍場面総集編」7月、ファンと清掃する姿に称賛
2021年も12月を迎え、今年も残り2週間。今年もスポーツ界では数々の名場面が誕生。見る者に感動を与えるスーパープレーから思わず笑ってしまう珍事まで、記憶に残った出来事を「スポーツ名珍場面2021」と題し、振り返る。今回は自動車・F1レーサーの善行だ。7月に行われた第10戦イギリスグランプリ(GP)のレース後、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が会場に残された大量のゴミを集める映像をF1が公開。海外ファンから「真の紳士だ」などと称賛されていた。
自らの手で会場を清掃した。緑色のチームTシャツを着て、マスクをつけたベッテル。パンパンになったゴミ袋を両手に2つずつ持って、関係者とともに階段を降りてきた。周りからは「フォー!」と歓声が浴びせられていた。
実際の映像をF1公式ツイッターが「タフなレースの後、セバスチャン・ベッテルは、ファンと一緒にシルバーストーン・サーキットの掃除を手伝った」と文面につづって公開。海外ファンからは「なんという男だ」「最高の性格とハートの持ち主」「真のジェントルマンだね」「一流の振舞い」「ワンダフル」「これを機に観客はゴミについて気にするべきだ」とコメントが寄せられていた。
また、F1公式サイトは「イギリスGPでリタイアしたセバスチャン・ベッテルがシルバーストーンでゴミ拾いを手伝う」との見出しで記事を掲載。ベッテルが「未来の地球を守るため人々の意識を高め、様々なプロジェクトを進めている」と紹介し、「日曜はレースの40周目でリタイアした後に、14万人が残したゴミを何時間もかけて掃除した」と報じていた。
34歳のベッテルはドライバーズチャンピオンを4度獲得した名手。今シーズンは第6戦アゼルバイジャンGPでの2位が最高位だったが、合計132回の追い抜きを記録。新設されたオーバーテイク・アワードを受賞した。
(THE ANSWER編集部)