ハリル日本、海外メディアが岡崎慎司を待望する理由「ゴール欠乏症の日本は…」
「オカザキのような“労働の鬼”はもう一人ピッチに置けることと同等」
「たとえ、どんなスタイルを目指そうが、オカザキのような“労働の鬼”を駒に持てるということは、ピッチ全体において選手をもう一人ピッチに置けることと同等を意味する」
その上で「日本はあまりボールを持ちすぎないようにするチームの分布だ。だが、そういうチームだからこそ、深い位置まで下がり、必死に守備をし、FWにボールが飛ぶ前にはきっちりと定位置に帰還する、このようなレスターの選手が不可欠なのではないか」と前線から消耗を厭わず、献身的な守備でチームに貢献する姿勢を称えている。
岡崎が所属するレスターは現在、イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが点取り屋の役割を担っているが、前線のパートナーが岡崎である時に最も、その力を発揮するケースが多い。レスターはヴァーディの新たなパートナーとしてここ数年でアルジェリア代表FWイスラム・スリマニやナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョなど欧州リーグで結果を残すストライカーの獲得に至ったが、いずれもフィットせず、主力定着に失敗している。
一方で、岡崎がコンビを組んだ場合は、献身的な守備とスペースを空ける動き出しから、エースであるヴァーディの最大値を引き出しやすく、結果的にチーム得点数も向上する展開が多く見受けられている。岡崎自身のスコアが積み上がらなくとも、チームの得点力向上に貢献している例となるだろう。