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五輪王者の空手形・喜友名諒、貫禄の全日本10連覇で史上最多更新「空手の道は一生続く」

空手の全日本選手権が12日、東京・日本武道館で行われ、東京五輪金メダルの男子形・喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が、自身が持つ史上最多記録を更新する10連覇を達成した。11月の世界選手権では同種目初の4連覇。五輪で話題となった絶対王者が貫録を見せつけた。

全日本選手権の決勝に臨む喜友名諒【写真:浜田洋平】
全日本選手権の決勝に臨む喜友名諒【写真:浜田洋平】

空手全日本選手権

 空手の全日本選手権が12日、東京・日本武道館で行われ、東京五輪金メダルの男子形・喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が、自身が持つ史上最多記録を更新する10連覇を達成した。11月の世界選手権では同種目初の4連覇。五輪で話題となった絶対王者が貫録を見せつけた。

 喜友名8人による予選ラウンドを1位通過。4人のうち1人が決勝に進めるランキングラウンドでは、パイクーを披露して決勝に勝ち進んだ。西山走との決勝も勝利を飾った。

 インタビューで心境を問われ「素直に嬉しい気持ちがありますが、連覇というのは特に一回も意識したことがない。(師匠の)佐久本嗣男先生の厳しい稽古のもと、毎日の積み重ね。継続して一つひとつの大会に集中してここまで繋がっている」とコメント。「空手の道は一生続くので、しっかり鍛錬して自分が先輩方を見てきたように、(子どもたちに)背中を見せられるようにそういう空手界にしていきたい」と汗を拭った。

 東京五輪銀メダルの女子形・清水希容ら五輪代表の多くが出場を回避。五輪閉会式で日本代表の旗手を務めるなど、空手界を牽引する31歳が堂々たる演武を披露した。

 形は相手と直接対決せず、仮想の敵を倒すことを目的とし、技の正確性や力強さ、表現力などで優劣を決める競技。初めて実施された東京五輪では、喜友名や清水の演武が感動を呼んだ。24年パリ五輪では実施種目から外れている。

(THE ANSWER編集部)


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