首位三ヶ島かな「笑う門には福来る」 悲願のツアーVへ、最終Rは「笑っていたいです」
女子ゴルフの今季最終戦、国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎CC、6543ヤード、パー72)の第3ラウンド(R)が27日、行われた。6位から出た三ヶ島かな(ランテック)は6バーディー、1ボギーの67で回り、通算9アンダーで単独首位に躍り出た。逆転賞金女王を狙う賞金ランク2位・古江彩佳(富士通)と同1位・稲見萌寧(都築電気)の争いが注目される中、福岡県出身の25歳は「この九州で勝ちたい」とツアー初優勝への意欲を示した。単独首位だった古江は通算6アンダーの単独2位に後退。23位から出た稲見は通算1アンダーで15位に浮上した。
今季最終戦JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ第3R
女子ゴルフの今季最終戦、国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎CC、6543ヤード、パー72)の第3ラウンド(R)が27日、行われた。6位から出た三ヶ島かな(ランテック)は6バーディー、1ボギーの67で回り、通算9アンダーで単独首位に躍り出た。逆転賞金女王を狙う賞金ランク2位・古江彩佳(富士通)と同1位・稲見萌寧(都築電気)の争いが注目される中、福岡県出身の25歳は「この九州で勝ちたい」とツアー初優勝への意欲を示した。単独首位だった古江は通算6アンダーの単独2位に後退。23位から出た稲見は通算1アンダーで15位に浮上した。
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古江と稲見が注目される中、伏兵の三ヶ島はスルスルと首位に立った。3番パー4を皮切りに17番パー4までに6バーディーを重ねた。最終18番パー4はボギーにしたが、会見では「ピンチもなく淡々とやりました。キャディーさんと話をしながら、落ち着いた雰囲気でやれたのは大きかったですね」と振り返った。前日の第2Rでは、9番パー5で第3打を直接カップインさせるスーパーイーグルを奪っているが、「あれもキャディーさんが『これ、チャンスだから』と言ったら、本当に入りました。いい感じでやれています」と説明した。
これまで何度も優勝争いはしてきた。実は古江、稲見とも争ったことがある。2019年10月の富士通レディースだ。三ヶ島は最終Rを単独首位でスタートしながら、当時アマチュアの古江に1打差を逆転され、稲見と並んで2位で大会を終えている。賞金1080万円は手にしたが、大きな悔しさが残った。
「アマチュアに負けられないという思いはありましたし、今も引っかかっています。ただ、今回はそれを消してやっていきたいです」
勝てば、悲願のツアー初優勝でメジャータイトル制覇にもなる。長いシーズンではゴルフをすることがつらく、苦しい時期もあったというが、「先週、いい成績(5位)が出て、また楽しくなってきました」。その流れで巡ってきたチャンスを前に決意を込めて言った。
「このコースで目標のスコアを作ってはダメだと思っています。目の前にある自分の課題と向き合っていけば、自然と優勝は近づいていくと思います。緊張はするでしょうけど、今日と同じく淡々とプレーをしたいです。そして、笑っていたいです。『笑う門には福来る』ですから。あとは、九州なのでたくさんの方が応援に来てくださっています。その方々に優勝する姿を見せてあげて、感謝の気持ちを示したいです」
最終Rは、今や日本を代表するトッププロとなった古江との最終組。それでも三ヶ島は、気負わずに自分のプレーに徹していく。
(THE ANSWER編集部)