2位浮上の堀琴音、高校の後輩・古江彩佳と第3R最終組で対決「5学年違うが意地見せる」
女子ゴルフの今季最終戦、国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎CC、6543ヤード、パー72)は26日、第2ラウンド(R)が行われた。5位から出た堀琴音(ダイセル)は、4バーディー、1ボギーの69で通算6アンダーとし、2位に浮上した。第3Rは、単独首位で逆転賞金女王を狙う古江彩佳(富士通)との最終組に。同じ兵庫・滝川二高出身で“先輩&後輩対決”になるが、堀は「自分も勝ちたいので、意地を見せたい」と決意を口にした。
今季最終戦、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ第2R
女子ゴルフの今季最終戦、国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎CC、6543ヤード、パー72)は26日、第2ラウンド(R)が行われた。5位から出た堀琴音(ダイセル)は、4バーディー、1ボギーの69で通算6アンダーとし、2位に浮上した。第3Rは、単独首位で逆転賞金女王を狙う古江彩佳(富士通)との最終組に。同じ兵庫・滝川二高出身で“先輩&後輩対決”になるが、堀は「自分も勝ちたいので、意地を見せたい」と決意を口にした。
最終18番パー4。堀はグリーン左手前30ヤードのラフから、第3打を放った。ボールはグリーンエッジに落ちると、勢いよく前に転がり、カップに吸い込まれた。「やった~」。堀は思わず、両手を広げて歓喜した。
貴重なバーディーで連日の69。「最初はチャンスがなく、ピンチも多かった」というが、鮮やかに優勝戦線に躍り出た。
「18番はボギーもあると想定していたので、まさか入るとは。最後にご褒美が来た感じです」
堀は2018年シーズンから長いスランプを経験し、今年、持ち球をフェードに切り替えたことを契機に復調した。7月には悲願のツアー初優勝を飾り、現在賞金ランク27位。「優勝者が集まるイメージのこの大会に、優勝して出場できたことがうれしい」と喜び、「少しでもいい順位で終わりたい」と前を向いた。
さらに会見の途中、第3Rは古江との最終組となることを知らされると、「決まりですか」と目を見開いた。古江が第1Rで「64」を出したことを踏まえ、「今、乗りに乗っている後輩ですね。5つ学年が違いますけど、私も頑張って意地を見せたいです」と言った。
さらに「場合によっては、後輩の逆転賞金女王を阻止することになりますが」と振られると、「それは勝負の世界なので仕方ないです。私も2勝目を目指して頑張りたいです」と即座に返した。宮崎で展開される“先輩&後輩対決”。スランプを乗り越えた堀は、いつも以上に一打に気持ちを込める覚悟だ。
(THE ANSWER編集部)