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フェデラー、芸術的な“翻弄の24本ラリー”にファン感嘆「遊ぶのはやめなさい」

テニスのBNPパリバ・オープンは17日(日本時間18日)、男子シングルス準決勝で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が世界ランク49位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)を5-7、6-4、6-4で逆転勝ち。今季の開幕17連勝として連覇に王手をかけた。第3セットには相手を翻弄する24本のラリーから最後は絶品のバックハンドが炸裂。大会公式ツイッターは「ポイント・オブ・ザ・マッチ!」と称賛し、動画付きで紹介すると、海外ファンは「遊ぶのはやめなさい、フェデラー!」と粋な称賛を送っている。

ロジャー・フェデラー【写真:Getty Images】
ロジャー・フェデラー【写真:Getty Images】

チョリッチを翻弄した絶品ラリーに大会公式称賛「ポイント・オブ・ザ・マッチ!」

 テニスのBNPパリバ・オープンは17日(日本時間18日)、男子シングルス準決勝で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が世界ランク49位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)を5-7、6-4、6-4で逆転勝ち。今季の開幕17連勝として連覇に王手をかけた。第3セットには相手を翻弄する24本のラリーから最後は絶品のバックハンドが炸裂。大会公式ツイッターは「ポイント・オブ・ザ・マッチ!」と称賛し、動画付きで紹介すると、海外ファンは「遊ぶのはやめなさい、フェデラー!」と粋な称賛を送っている。

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 まさに芸術。これぞフェデラー。圧巻のプレーが炸裂したのは第3セット第2ゲーム、チョリッチのサービスゲームだった。

 ラリーはチョリッチのショットをフェデラーがバックハンドで返す展開となった。しかし、ここからがフェデラーだ。スライスを交ぜて前に出したかと思えば、続けて強烈なフォアハンドで揺さぶった。チョリッチもサイドライン際に懸命に返すが、それでもフェデラーは厳しいコースを突き続けた。そして、意を決してチョリッチがネット際に出た次の瞬間だった。

 フェデラーは自陣の左サイドライン際から右手一本でバックハンドを放った。クロスに打たれた打球はネットをかすめるように低く、鋭い。そして、チョリッチが届かない絶妙なコースを通し、ポイントを奪ってみせたのだ。「翻弄」という言葉がぴったりのラリーに沸き立つ会場。相手の位置を見極める冷静さと技術が凝縮された一撃にファンも酔いしれた様子だった。

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