ラストプレーにして、この閃き― J3で生まれた“芸術バックヒール”に敵軍呆然
サッカーのJリーグは先週末も各カテゴリーで熱戦が繰り広げられ、ファンを沸かせたが、9日に行われたJ3戦の開幕戦、試合終了目前のラストプレーでバックヒールの芸術アシストから同点弾が生まれるスーパーゴールが炸裂。今節屈指のゴラッソとして話題を呼んでいる。
J3開幕戦でSC相模原のブラジル人FWガブリエルの同点アシストが話題に
サッカーのJリーグは先週末も各カテゴリーで熱戦が繰り広げられ、ファンを沸かせたが、9日に行われたJ3戦の開幕戦、試合終了目前のラストプレーでバックヒールの芸術アシストから同点弾が生まれるスーパーゴールが炸裂。今節屈指のゴラッソとして話題を呼んでいる。
試合終了目前にして、この余裕、この閃き、この巧さ――。絶妙なバックヒールアシストで話題を呼んだのは、SC相模原のブラジル人FWジョン・ガブリエルだった。
9日のYS横浜戦。1-2で迎えた後半アディショナルタイム。2分が経過していた。中盤左サイドから前線への浮き球のロングパスを競り合い、ボールは中央へ。これに走り込んだのが、ガブリエルだった。しかし、なぜかブラジル人FWはボールに背を向けた。何をするのかと思った直後、驚きのプレーを披露した。
マーカーと距離を取りながら、右足ヒールで浮き球のスルーパス。裏のスペースに走り込んだブラジル人FWチッキーニョがペナルティエリア内に侵入し、右足を一閃。ゴール左隅に叩き込んだ。意表を突く展開で同点とされた相手イレブンはピッチに倒れ込んで呆然。そして、そのまま試合終了のホイッスルが吹かれた。
ラストワンプレーで憎らしいほど余裕と閃きを放ったガブリエルの“芸術バックヒール”の瞬間を、Jリーグ公式Youtubeチャンネルは動画付きで紹介し、ファンに反響を呼んでいた。
ブラジルのクルゼイロから加入したガブリエルは22歳。ほかにも期待の若手はもちろん、SC相模原には元日本代表GK川口能活が在籍するなど、多士済々の面々が揃うJ3。熱く、魅力的な戦いが繰り広げられそうだ。
(THE ANSWER編集部)