18番でまさか… 悲劇の“Uターンパット”でV逸に米騒然「最悪に残酷、最高に面白い」
米男子ゴルフで、首位で迎えた最終ホールのグリーンで上りのラインを打ち切れず、打った場所まで20秒かけてボールが戻って来る珍事が発生。結果的に1打差で優勝を逃す悲劇となった。悲劇の“Uターンパット”の瞬間をPGAツアー公式ツイッターが「ゴルフは胸を張り裂けさせるものだ」とユーモアを交えて動画付きで紹介。ファンから「申し訳ないが、大笑いしてしまった」「最悪に残酷なのに最高に面白い、奇妙な出来事だ」と大反響を呼んでいる。
リードが最終18番の上りパットを打ち切れず…1打差でV逸の珍事「ゴルフは至難であり、残酷だ」
米男子ゴルフで、首位で迎えた最終ホールのグリーンで上りのラインを打ち切れず、打った場所まで20秒かけてボールが戻って来る珍事が発生。結果的に1打差で優勝を逃す悲劇となった。悲劇の“Uターンパット”の瞬間をPGAツアー公式ツイッターが「ゴルフは胸を張り裂けさせるものだ」とユーモアを交えて動画付きで紹介。ファンから「申し訳ないが、大笑いしてしまった」「最悪に残酷なのに最高に面白い、奇妙な出来事だ」と大反響を呼んでいる。
ゴルフは難しい。だから、ゴルフは面白い。それを象徴するような、まさかの悲劇の主役となってしまったのは、世界ランク27位の名手パトリック・リード(米国)だ。
バルスパー選手権(イニスブルックリゾート&GC)最終日、10アンダーで首位で迎えた18番パー4だった。グリーン手前から約10メートルのバーディーパット。カップ3メートルほど手前まで上りの力加減が難しいラインだ。慎重に構えたリード。大ギャラリーの視線を一身に浴びながら、しっかりとパットを振った。
3メートル、5メートルと上った。しかし――。予想以上に上りは急だった。頂上を手前に失速。そして、ボールは止まるかと思いきや、まさかの光景が繰り広げられた。あろうことか、進み始めたのは後方。今、来たラインを辿るようにゆっくりと転がり始めてしまった。一瞬にして歓声は騒然とした悲鳴に変わった。
そして、徐々に下りで速度を増し、戻っていく。事を察したリードは「おいで、おいで」と左手でボールに手招きしてみせた。3メートル、5メートル、そして――。なんと打った地点に綺麗に帰ってきたのだ。右手に腰を当て、待ち構えていたリードはなんとも言えない表情で足元に舞い戻ったボールを見つめていた。