大学スポーツ運営の要、学生スタッフの魅力とは マラソン有森裕子氏が現役学生と会議
有森氏「皆さんはスポーツの現場を作っていく主役の一人」
大学4年間、プレーヤーとして過ごした有森氏。今回の会議のなかで、「(スポーツは)アスリートにフォーカスされがちだが、勝敗というのは表には出てこないところがあっての結果だと皆さんの話を聞くほど感じる。(今回の会議のテーマを)ひとくくりに裏方の仕事としたが、話を聞いて裏方ではない、と思った。皆さんはスポーツの現場を作っていく主役の一人であり、大事な仕事を担うポジションにある。決して自分で裏方だと思わず、プロフェッショナルな仕事をする一人だと思ってほしい。これは社会に出ても同じこと」と、参加者、そして会議を視聴する学生らに語りかけた。
大学スポーツは学生自らが運営を支えることで成り立っている。4人のプレゼンを聴き「想像以上に今の学生が部活で担う仕事が多く、びっくりした」と有森氏。「(大学スポーツは)学生同士が行うことで育っていくと思うが、色々なツールを使いながら、UNIVASが外から一緒にやっていけるものを作っていかなければならないと思った。できることを実験的に増やしていきたいので、学生の皆さんもどんどん発信していただき、UNIVASとともに育ってほしい」と話し、課題解決に向けてのヒントを得たようだ。
「大学スポーツありもり会議 “animoの部屋”」は11月、12月も開催を予定。次回は11月15日、「意外と知らない『大学からスタートできる競技』」を取り上げる。
(THE ANSWER編集部)