プロテスト7度目で遂に合格 24歳・丹萌乃は目に涙「長かった。やっと終わった~と…」
2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストの最終ラウンド(R)が5日、京都・城陽CC(6400ヤード、パー72)で行われ、通算4オーバー、20位タイまでの21人が合格した。2019年シーズンには、TP(トーナメントプレーヤー)単年登録者としてツアーに出場していた丹萌乃は通算イーブンパーの5位。7度目の受験にして悲願を達成した。
JLPGA最終プロテスト、20位タイまでの21人が合格
2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストの最終ラウンド(R)が5日、京都・城陽CC(6400ヤード、パー72)で行われ、通算4オーバー、20位タイまでの21人が合格した。2019年シーズンには、TP(トーナメントプレーヤー)単年登録者としてツアーに出場していた丹萌乃は通算イーブンパーの5位。7度目の受験にして悲願を達成した。
丹は目に涙をためて会見に登場。7度目の受験で合格した心境を率直に明かした。
「私は試合に出ていた時期があったので、それがなくなってから長かったです。『しんどいな』とも思った時期もありました。なので、両親にいい報告できて良かったです。2人とも泣いていましたし、私も号泣しました」
言葉通り、丹はツアー予選会(QT)を経て19年シーズンはツアー35試合に出場している。しかし、翌20年からは規定が改正され、ツアー予選会(QT)出場も「原則JLPGA会員」となった。そのためにプロテストに通るしかなかったが、丹は岡山・作陽高を卒業してから今春実施の20年度テストまで6度受験で全て不合格。15年度と18年度には、1打差で涙を飲んでいた。
その過程もあって、丹は「『やっと、終わった~』と思いました」と実感を込めた。ただ、今月中に1次QT(23~26日)、最終QT(30~12月3日)が開催され、最終で上位に入って来季の出場権を手にしなければ、安堵はできない。「またツアーに出たいですし、シード権も取りたいですし、早く勝ちたいです」。高校の2学年後輩、渋野日向子は先を走っているが、遅咲きの24歳がここから巻き返していく。
(THE ANSWER編集部)