賞金ランク56位・高木優奈「悩みに悩んだ」 高額賞金大会欠場でプロテスト受験のワケ
「試合と変わらずに集中して上位で通過したいです」
「ツアーで戦う中で、100ヤード以内のショットがピンに寄るようになり、バーディーが増えました。だから、ボギーを打っても焦らなくなりました。そういう成長を感じながらプレーしたいです。試合と変わらずに集中して上位で通過したいです」
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高木は渋野日向子、勝みなみらと同じ98年度生まれの「黄金世代」で、19年度までに3度プロテストに挑むもすべて失敗している。しかし、19年ステップ・アップ・ツアーに優勝。その権利で得たツアー予選会(QT)で43位に入り、今季はTP単年登録という形で戦っている。
ただ、規定の改正で来季はTP単年登録が完全撤廃。来季以降、試合出場やQT出場権を維持するには、「JLPGA正会員」になるしかなく、最終プロテストに合格するか、今季シーズン終了までに賞金ランキングの50位以内、もしくは、ツアー大会順位などをポイントに換算したメルセデスランキングの50位内に入って来季シード権を獲得するか、ツアー優勝を飾るかの状況。
なお、最終プロテストの合格者は20位タイまでで、仮に高木が不合格なら、2つのランキング50位内が確定する来週以降の「伊藤園レディス」と「大王製紙エリエールレディス」で、JLPGA正会員入りを目指すことになる。
もっとも、高木は「不合格」は想定せず、持てる力を発揮することだけを考えている。幼少期から師事する三觜喜一(みつはし・よしかず)コーチからも「普段通りに」と言われているといい、「試合と変わらずに集中して上位で通過したいです」と言葉に力を込めた。
(THE ANSWER編集部)